すみだガラス市で「うすはり」を買ったという話
April 22, 2012 at 10:07 AM | View Commentsすみだガラス市へ行きました。
錦糸町ちかくの大横川親水公園にて年二回行われているようです。

目当ては松徳硝子の「うすはり」。定価の1/3程度の値段で売られていました。
「うすはり」は極度に薄いガラス製品で、とても美しく、軽く、口当たりの良いガラス製品です。薄さは1mmを切るそう。
それだけ薄いと強度が弱いと思いますが、弾力?があるのか、何回か落としたことがありますが、いまのところ割れていないところをみると普通のガラスコップと同等かそれ以上の強度があるようです。
あまりの繊細さのため、最先端の精密機械で作っていると思っていたのですが、熟練した職人さんが息を吹いて作る、まさに職人技でできているようです。松徳硝子のホームページで製造過程を紹介しています。
これは、これですばらしい技術ですね。
また、2003年にはニューヨークのギフトフェアでアクセントオンデザイン ベストプロダクト賞を受賞してます。
ガラス市で販売されているものは正規販売では売れない訳あり品のようですが、素人の僕にはどう違うのか分からないものです。
8品で3,600円と破格の値段で買い物ができました。定価だと10,000円を超えます。
5枚集めると粗品1品をプレゼントしてくれる券を500円ごとに1枚をくれます。買った分に加え、他のお客さんからもらった券で3品粗品をいただきました。

今回は、いろいろなサイズのタンブラーを買ったので、しばらく使ってみて気に入ったサイズをまとめて買う予定です。
我が家では贈答品に「うすはり」を送ることが多いのですが、これで実際に使って良いと思ったタイプのものを自信を持って贈ることができそうです。
もちろん贈答品はガラス市ではなく、定価販売のものですよ。
個人的には酒注ぎがかなり良いです。僕はお酒飲めないのですが、冷茶をいれる事が多いので、今夏は大活躍してもらう予定です。
ミニデキャンタも良いです。
次回のすみだガラス市は秋の予定です。
試験管やビーカーや薬品入れのようなものもあったのですが、今回は使い道が考えつかなかったので、次回までに何か考えてみたいと思います。
修理ばかりだけどNEX-5を買って良かったと思っているという話
April 20, 2012 at 11:07 PM | View Comments前回、故障のため娘の入園式にNEX5を使えなくて残念というエントリーを書きました。
ueBLOG | 娘の入園式の直前にNEX5が壊れたのでフィルムカメラを使ったところ「フィルムカメラもいいかも」と思った話
じゃあ、NEX5を買って後悔しているかというとそうでもなくNEX5を買った時期に戻ってデジカメを買いなおす機会があったとしても、NEX5N・NEX7でもなく、マイクロフォーサーズでもなく、ミラーレスでない一眼でもなく、おそらくNEX5を買ったと思う(できれば故障しない個体をひきたかったけど、、、)。
まず、NEX5N・NEX7は高価なので故障したときのダメージがダブルレンズで41800円で買ったNEX5の比ではない(結局故障かよ)。あとは、液晶のタッチパネル操作があまり好きではない。確かにISOの下限が200から100になったことや、新型センサー、ファインダーの有無(5nは外付け可能、7は内臓)と、うらやましい部分も多いけど、価格差を考えるとNEX5で十分だと感じる。一眼カメラはレンズがあってナンボなので、無理して高い本体を買うなら、安価な本体を買って、あまりのお金でレンズを買う方が良いと思う。
EマウントのNEXシリーズを選択した最大の理由は、そのうちフルサイズのEマウントNEXが出ると期待しているからだ、その点からするとイメージセンサーの小型化するための規格であるPENやLUMIXなどのマイクロフォーサーズもありえない。
マウントアダプタで古いレンズを使えるとはいえ、焦点距離が35mm比1.5倍相当になってしまうので(マイクロフォーサーズは2倍)、いづれはフルサイズのカメラが欲しい。
ではミラーレスでない一眼レフデジカメはどうかと言うと、やっぱり買わなかったと思う。大きいので普段持ちできないこと、フランジバック長がミラーレスより長いためにオールドレンズの選択が限られるからだ。
フルサイズの一眼レフは数十万するので、いくらフルサイズが欲しくても予算的に厳しいし、そんなハイスペックなカメラにオールドレンズをつけてたらカメラ本体がかわいそうな気もする。
焦点距離1.5倍換算が嫌なだけなら、ここ数年はフィルムカメラを買って使うほうが良いと思う。
そう考えるとNEX5を選択したことは正しかったと今でも思う。
故障についても入園式のようなビッグイベントに使えなかったことは確かに痛かったけど、一年に2回修理したとして、そんなビッグイベントに遭遇する確率はかなり低いはずだ。
年にビッグイベントが3日あり、4日修理が2回あったとして遭遇する確率は6.6%。まぁその程度だ。
あとは保障期間が切れた後に故障するかしないかだけだけど、それは来年にならないと分からない。
NEXの良いところ
フランジバックの短さとマウントアダプターの豊富さに尽きるのだけど、本体機能もなかなかすごい。
大部分の機能はオールドレンズを使うと使えなくなるけど、手持ち夜景モードは使えてなかなかすごい。

これは、微風のなか手持ちで撮影したもの。手持ち夜景モードなしでは難しかったと思う。
レンズは東ドイツのCarl Zeiss Tessar 50mm f2.8 M42マウント。RAWで撮影して露出を暗めにしている。NEX-5NやNEX-7はもっとすごいかもしれないけどNEX-5も十分すごい。
マウントアダプタの豊富さはすばらしい。NikonのNikon1や、富士フィルムのXマウントのマウントアダプタもあるだろうけどEマウントやマイクロフォーサーズの豊富さにはかなわない。
今持っているマウントアダプタは
- Canon FD
- M42
- QBM
- Contax/Yashica
Kiponのような有名なメーカーから、ノーブランドの数千円のものまで豊富に選択肢があるのもEマウントのいいところだ。
娘の入園式の直前にNEX5が壊れたのでフィルムカメラを使ったところ「フィルムカメラもいいかも」と思った話
April 15, 2012 at 11:07 PM | View Comments今年の1月にNEX5を買った理由のひとつは娘が幼稚園に入園するので、ちゃんとしたカメラが必要だったからです。
しかし、なんと入園式の数日前にシャッター板が戻らないという故障が発生。しかも先月に続き二度目。僕はどうもソニー製品との相性が悪いようです。
結局、娘の入園式&桜満開の数日間は修理行きでNEX5を使えませんでした。ソニー製品なので故障には驚かないし、むしろ保障期間中に壊れて部品交換になっただけマシと思っているのですが、タイミングが悪くて残念でした。ソニー製品が壊れて困るのは「買ったお前が悪い」と思っているので、あまり怒りはないです。
入園式にはこれまで使ってたRicho GX100を使うことにしたのですが、先日、レンズのために購入したフィルム一眼レフのRolleiFlex SL35も使ってみることにしました。このRolleiFlex SL35は1970年代前半と40年くらい前のカメラな上に、レンズ取りのために購入したものだったのでテスト撮影もしてない状態。また、故障の多い機種といううわさで、特に露出計が当てになるかも分からない状態でした。
そもそも僕自体がフィルムカメラで撮影するのが「写ルンです」が発売される前に家にあったカメラで撮影した以来だし、フィルムのマニュアルカメラを使うのも初めて。GX100がも撮影するので失敗してもなんとかなるとはいえ、不安と期待が入り混じった中での撮影になりました。
結果を言うと、わずかなチャンスで撮影しなくちゃいけない入園式での撮影にマニュアルカメラは辛い。でも、絞りやシャッター速度、ピント合わせをする時間さえあれば、フィルムカメラでも十分に撮影できるし楽しかったです。
入園式の写真は他の人も写っているのでお見せできませんが、家の中と外の写真はこちら。


いい写真ではないかもしれないけど、これはこれでデジタルカメラとは違う印象になるし、質感などは気にいっています。
現像も近所のカメラ屋で現像+CD-ROMに保存で1000円以下、フィルムも24枚撮りが3本で1000円だったので、思ったよりリーズナブル。
そもそも、最新デジカメ&レンズのカレンダーやカメラ雑誌のようなハッキリ&クッキリとは違った感じを求めて古いレンズを買い集めているので、フィルムカメラも視野に入れていいかもしれないと思いました。35mmならコダックフィルムが投げ売られている今こそチャンスかもしれない。
そんなわけで、いろいろフィルムカメラについて調べてみました。
レンズ集め中なので、たぶんフィルムカメラには当分の間は手を出さないと思いますが、いずれ挑戦するかも、、、、。
自分で現像
カラー35mmフィルムなら数百円とはいえ、ランニングコストがほぼ0円のデジカメにくらべると現像にお金がかかる。しかし自分の家で現像すれば安上がりな上に楽しそう。
しらべてみたところ、初期費用は1万円もあれば十分。モノクロフィルムを現像に出すと普通のカメラ屋でやってくれないか、ちょっと費用が割高になるっぽいのだけど、自分でやれば結構簡単にできるとのこと。薬品を使うのがちょっと嫌だけど、やってやれなくもなさそう。
カラーは難しいと思っていたのだけど、ナニワカラーキット N というのを使えばモノクロよりも簡単にできるようだ。2500円のキットで35mmフィルムを10本を2セット現像できるとのこと。薬品は開封すると冷蔵庫にいれても1ヶ月しか持たないらしいので注意が必要らしい。
自分で現像できると、中判カメラも視野に入ってきますね。ハッセル!ハッセル!
スキャナーでPCに取り込み
昔は現像したフィルムを薬品につけてプリントするのが普通だったけど、それは現像よりハードらしい。そんなわけでスキャナーでデータ化する人が多いとのこと。
フィルムをスキャンするスキャナーは Canonの 9000FやEPSONのGT-970Xあたりが定番らしい。9000FはAmazonだと高いけど25000円くらいで買えるらしい。
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しかし、ドキュメントスキャナーが流行っているいま、フラットヘッドスキャナーはいずれ無くなりそうな気がする。。。
9000Fを中心に調べてたのだけど、中判カメラのフィルムもいけそう。
カメラ本体は何がいいか?
RolleiFlex SL35 は大きく重いので、もっと手軽なカメラがあるといいかもしれない。
ライカ
調べてみるとライカのM3,M4あたりだと安いのが出れば本体のみだけど10万円を切る値段で買えそう。(プラス修理代が5万くらいか?)。露出計がつくのがM5移行なので使い勝手は悪いかもしれないが、なんとなく憧れはある。。
Minoltaと提携してつくった Leica CLも同じくらい。
いつかはライカ、というのもまんざら夢でないのかもしれない。
Contax iii前後
海外オークションを見るとContax iiia前後のContaxも数万円くらいで出ている。それならライカを買えばいいのではと思わなくもないけど、ライカよりはレンズが安いのでいいかもしれない。ロシアコピーレンズもたくさんあることだし。
Contax Gシリーズ
同じContaxでも1994年から2005年に京セラが作っていたカメラ。GマウントのCarl Zeissのレンズの出来がすこぶる良い(高いけど)ので、NEXでも是非使いたいと思っていたので、いっそのこと本体も手に入れてもいいかもしれない。数万円で買える。
GR1
デジタルでも人気のシリーズ。GR21は十万円を超えるので無理だけど、GR1なら買えそう。
OLYMPUS PEN
こちらもデジタルで復活したブランド。ハーフサイズなので24枚撮りフィルムなら48枚撮影できる。
人気機種だったのでオークションでたくさん出ているので買いやすそう。
ハッセルブラッド
ライカとならんで憧れのひとつ。こちらも本体10万円くらいで500C/Mというのが買えそう。 自分で現像できれば結構いいかも。
Hasselblad 500C/M - a set on Flickr が素敵なのでいつか挑戦してみたくなりました。
ナニワカラーキットもこの人の写真を見て知りました。
結局のところ
なんだかんだ言ってNEX5にオールドレンズ路線を続けると思うのですが、35mm換算1.5倍というがちょっと厳しい気もしています。デジカメはフィルムの代わりに光をデータ化する部品を使うのですが、35mmと同じサイズにすると高価になるため小さい部品を使っています。そうすると、同じレンズをつかっても小さい分、35mmフィルムより狭い範囲しか移すことしかできず、本来のレンズの画角とは違う絵になってしまいます。
いずれEマウントのフルサイズがでると予想し故障を恐れずソニー製品を買ったのですが、それまでフィルムカメラとNEXでレンズ資産を作っていくのも楽しそうだと感じました。
2012年1月にNEX5を買って以来、オールドレンズを集めて7本。。。ある程度集まったら、フィルム挑戦するかもしれません。
NEX5でオールドレンズ遊び Rollei Planar 50mm f1.8
March 30, 2012 at 07:07 PM | View Comments2012年に入ってはじめたミラーレス一眼NEX5に古いフィルム時代のレンズをつけて楽しむオールドレンズ遊びですが、Canon のFDに続き新しいレンズとマウントアダプターを入手しました。
入手したのはRollei Planar 50mm f1.8、レンズのために一眼フィルムカメラRollei SL35ごと海外オークションで入手しました。送料込みで11000円程度でした。

オールドレンズは日本勢のレンズも興味がありますが、ドイツやロシアなどのレンズも興味がありました。中でもCarl ZeissのContax/Yashica 用の Planar T* 50mm f1.4は評価も高く、作画例もすばらしく気になる存在でした。、、、、が、何十年も経った今でも数万と高価(3~5万くらいが相場っぽい)。ローコストで遊ぶ予定の僕にはちょっと手が出ない存在です。しかし、調べるとRollei SL35 QBMマウントのPlanar 50mm ならばContax/Yahica のものとは構成がかなり違うらしいものの安く購入できそうということが分かりました。
Rollei SL35 というのは一眼レフ時代になり、それまで優勢だったドイツ勢が日本勢に対して劣勢になった時代に登場した一眼カメラ。しかし性能面で日本勢のカメラに対抗できる存在でなく、コストを下げるためドイツからシンガポールに生産拠点を移したためにブランド面でも微妙な評価を受けることになってしまったカメラのようです。このSL35の標準レンズとして採用されたのが Carl Zeissが設計したPlanar 50mm f1.8です。
初期のドイツ生産品は レンズに「Carl Zeiss」と銘打っていたのですが、シンガポールへ生産拠点を移した際にCarl Zeissの銘が消え「Made by Rollei」 の銘になりました。この辺がCarl Zeiss設計のPlanarながら値段が安い理由のようです。SL35用のPlanarは評判の良いCarl Zeiss T* コーティングではなく、RolleiのHFTコーティングというのもポイントの一つなのですが、今回、僕の買ったレンズにはHFTコーティングの銘が無くモノコーティングのようです。ドイツ生産時代のCarl Zeiss 銘の時代のものはモノコーティングだったようですが、Rollei時代でモノコーティングのものはネットで調べても見つからないので、本当にCarl Zeiss設計のPlanarか心配なところです。まぁ、カメラ遊びは始めたばかりなので失敗も勉強になるので良いのですけどね。。。
マウントはQBMマウントで、NEX5で使うには QBM - NEX 用のマウントアダプタが必要です。マウントアダプタは香港のKiponというメーカーの評判が良いので買おうと思ったら、Kiponのマウントアダプタはレンズによっては絞り調整ができず全開放になってしまうとのことでした。
シンガポール製ツァイスレンズの落とし穴 - デジカメWatch
調べても、どのアダプターが良いのか分からなかったのですが、構造上で大丈夫そうで安いアダプタをやはり海外オークションで購入。送料込みで28.99ドルでした。
eBay - New & used electronics, cars, apparel, collectibles, sporting goods & more at low prices
実際に付けてみたところ、ラッキーなことに絞りも調整もOKでした。ただし、このマウントアダプターならすべてのQBMマウントのレンズがOKというわけでもなく、ピンの数、レンズに絞り優先とマニュアルのスイッチの有無などいろいろ条件があるようです。
撮影した写真はこちら


NEX5でオールドレンズを使えると便利機能のほとんどは使えないのですが、「手持ち夜景」モードは使えます。下の写真は手持ちですがあまりブレてないです。

古いレンズっぽさが出てるのモノコーティングで正解だったかもしれません。
NEX5はフルHD動画を撮影できるのですが、このレンズはやわらかい感じになるので、なんちゃってソフィア・コッポラごっこができて楽しいです。
原研哉 新しい常識で家を作ろう トークショウへ行ってきました
March 05, 2012 at 08:07 AM | View Comments無印良品主催の原研哉さんのトークショウ「新しい常識で家を作ろう」へ言ってきました。
[受付終了]ATELIER MUJIトークイベント「無印良品が考えるこれからの暮らし」 | くらしの良品研究所 | 無印良品
以前、ネットで見たエンプティの話は、ここ数年の間に聞いた話しで一番面白かったので楽しみにしていました。
原研哉氏トークイベント採録 | くらしの良品研究所 | 無印良品
場所は有楽町の無印良品のイベント場。事前登録した数十名だけ参加できるイベントでした。
メモはとってみたのですが、それはあまり使わずに、当日聞いたこと、思ったことを箇条書きのような形式で書いてみたいと思います。勘違いなども多々あると思いますので、あらかじめご了承ください。
今回の講演もエンプティの話から。
世の中は最初から複雑だった。国や王の権威や威厳のために豪華絢爛である必要があった。古くは中国の青銅器、ヨーロッパでもインドでもイスラムでも複雑なデザインが必要とされていた。シンプルになったのはつい最近(200~150年くらい前)、個人の時代になって急激に変化した。
ところが、日本では世界のシンプルに先駆けること400年前に簡素を完成させていた。それまで日本も豪華絢爛さが好きだったが、応仁の乱を経て簡素に行き着いた。
京都での10年以上もの戦乱の末、それまでのさまざまな豪華絢爛の美術品も建築物も燃えてしまう。そのような空気の中、足利義政の同仁斎(銀閣寺)が生まれ(東山文化)、千利休のわび茶へ行き着く。
中国では水牛の角を複雑に細工した茶杓がもてはやされていたときに、竹をすっと削っただけの茶杓に美を見出した。利休好みの茶道具はどれも簡素。
無駄のないこと、素朴さ、清潔さ、はかないもの、先進的な技術を良しとする日本の土壌を育んだ。
(僕の意見)茶の湯は日本的なものだけど、東洋・西洋の技術や思想を貪欲に取り入れ消化した上で成立させた。
簡素はシンプルに見えるが、シンプルと異なりエンプティ。エンプティとは見立てることが出来る空の器。
水を入れた皿に桜の花びらを浮かすことで、満開の桜を見立てる。掛け軸の絵や花で自然を見立てることができる。
無印良品の製品もシンプルではなくエンプティ。
無印良品は「〇〇」とは言わない。しかし、人々は「禅思想を感じる」「安価でうるさくない製品」「良いデザインの製品」、、、、いろいろ無印良品に感じる。
無印良品は人々の思いを受け止めるモノを作っている。
エンプティは日本の伝統が生んだ文化の尾骶骨ともいうべきもの。
ローカルな文化の尾骶骨を見つめることで、結果的にグローバルに直結した。
ローカルな文化の尾骶骨=文化的の土壌でもある。
優れたプロダクトは文化的な土壌の上に生まれ育つ。
世界を席巻したプロダクト(例えば車)は、天才的な技術者やデザイナーが生んだというよりは日本の文化的な土壌が生んだとも言える。例えばBMWのデザイナーに単純にデザインさせて車を作っても文化的な土壌に合わなければ消えていってしまう。
文化の土壌は伝統的な価値と人々の欲望。
人々の欲望の質を高めることでプロダクトやサービスの質を高めることができる。無印良品などのデザイナーがいくら「良い」と、思ったものを作っても、そこに住む人々の支持を得られければ消えてしまう。
文化圏の人々の欲望の質を高めること = 欲望のエデュケーション。
エデュケーションというと分かっているものを教えるような印象を持ってしまうかもしれないが、ともに考えていくこと。
無印の中でも特に優れたプロダクト(例えばタオルなど)を使うと、「良いな」と思ったときに小さな学習が生まれる(欲望の質が高まる)。
日本の今後と、生活に密着した無印良品を考えると「家」というのは面白い。
日本人の「家」の欲望の質はもっと良くなるはず。
住宅のリテラシーを高めたい。
第1回 住宅リテラシー|原研哉BLOG|HOUSE VISION
「家」の価値は、築年数、立地、広さ。誰も教えてくれないので家の知識は新聞チラシで得る状態が続いている。
「どこに家を買った?」ではなく「どんな家を買った?」にしたい。
ベッドルームにこだわって広く豪華にした家でもいい。浴室をメインにした家でもいい。本棚を中心にした家でもいい。しかし現実には、いろいろなこだわりのある人が、同じような間取りの家に住んでいる。
急成長の時代は過ぎた、、これからは低成長で、高年齢者が多い社会。低成長ならではの成熟した社会を、若者中心ではない大人の社会をいい意味で作るべき。
最近、リノベーションが当たり前になっている。
新築マンションというのは、築年数、広さだけが重要視されているので内装などは良くない。しかも、立地の良い場所はすでにマンションが建っているので立地の悪い場所にある。
立地のよい古いマンションをリノベーションすることで自分好みの家を作ればよい。
壊してはいけない壁や天井だけ残して古い内装や間取りのためだけの壁を取り払えば自由度が高い。
自分(原さん)の知り合いはみんなリノベーション派。
でも、一般の人にとってはリノベーションは高い買い物なだけに失敗したくないので怖い。
実はそんなに怖くない。今の時代はソーシャルネットワークのようなものもあるので事例もたくさんある。
(僕の意見) 僕もリフォームするときは他の人のブログが役に立った。SNSなどで、なにか面白い活動があるのかと思って質問してみたけど、特にそういう事例の話は聞けなかった。
秋にはいろいろな企業を集めて「家」についての展覧会をやりたい。
感想
やはりエンプティの話は面白かったです。他にも先端技術の話もありました。
よく「賃貸」vs「持ち家」の話があり、だいたい「賃貸」派が優勢に終わると思いますが、「住宅」のリテラシーが高まった後では違う結果になるかもしれないですね。
自分の好きなように家を作るのは結構楽しいものです。
ウチは「好きなように」と、言うよりは「ローコスト」重視なのですが、それでもあれこれ考えて家を作ったのは楽しかったです。
Found MUJI 日本の10窯 の蕎麦猪口は良い
February 20, 2012 at 08:07 AM | View Comments無印良品にはFound MUJIという
永く活かされてきた日用品を世界中から探し出し、 それを生活や文化、習慣の変化にあわせて少しだけ改良して 適正な価格で再生すること
という活動をボードメンバーの深澤直人さんらが中心にやっていて、2011年秋に無印良品の初の路面店だった青山店をFound MUJI一号店としてリニューアルオープンしました。
通常の無印良品とは違う商品が売られていて、どの商品も通常の無印良品よりちょっと尖った印象。
インドの2重構造のステンレスカレー容器が800円くらいで売っていて、結構お買い得でうれしい。

2012/1/27 ~ 2012/3/7まで「日本の10窯」という企画をやっていて、
- 小鹿田焼(大分県日田市)
- 萩焼(山口県萩市)
- 砥部焼(愛媛県砥部町)
- 九谷焼(石川県金沢市・小松市・能美市)
- 信楽焼(滋賀県甲賀市信楽町)
- 伊賀焼(三重県伊賀市)
- 萬古焼(三重県四日市市)
- 美濃焼(岐阜県土岐市・多治見市・瑞浪市・可児市)
- 瀬戸焼(愛知県瀬戸市)
- 益子焼 (栃木県芳賀郡益子町)
の10窯、それぞれ
- 飯碗
- 蕎麦猪口
- 一輪挿し
- 小皿
- 湯のみ
が販売されているので、早速買いに行きました。
これまでの無印良品の陶磁器は、ちゃんとした製品とするためにかどうか知らないけど、画一的なものを作ってしまうため、有名な産地のものを作ってもつまらないものしかありませんでした。そのため、これまでは買う気がおきなかったのですが、今回のは良いです。
いろいろ触ってきましたが、同じ窯元の同じ皿でも色や厚さなどバラバラで、陶器らしい味になっていました。Foundじゃないほうの無印良品から商品が販売されていた伊賀焼きなどは「無印の製品はこんなもんでしょ」と言わんばかりの画一的なものでしたが、瀬戸、九谷、萬古、砥部などは好みでした。
実物を見て気に入ったので蕎麦猪口を4つばかり購入しました。
買って揃えるとなると統一感も欲しいので
- 瀬戸
- 萬古
- 萩
- 益子
の4つと、瀬戸の飯碗を2つ買いました。

瀬戸焼 蕎麦猪口

深緑の織部釉。ちょうど雑誌モーニングの「へうげもの」で古田織部が追い求めている「みぎゅあ」な緑です。これが個体差が一番激しく、釉薬のかかり具合、器の厚さがバラバラで選ぶのも楽しかった。これはなかなか良いと思います。600円。
Flickrへのアップロードが10000枚突破!そしてFlickrについて
February 11, 2012 at 08:07 AM | View CommentsFlickrへのアップロード数がついに10000枚を突破しました。

http://www.flickr.com/photos/ueblog/
2005年末にはじめたので6年ちょっとでの数字。多少スクリーンショットやスキャニング画像などもあるが大部分はデジカメやケータイ、スマートフォンで撮影した写真です。
今年に入ってミラーレス一眼のNEX5やらレンズを買って「写真は趣味の一つ」と言える状態になりましたが、それまでは趣味と言える状態じゃなかったし、かなり部分はカメラではなく、ケータイやスマートフォンで撮影した写真です。
フィルム時代からデジタル時代・インターネット時代になったことで、特に写真が趣味とはいえない人にとって「写真を撮影すること」・「公開すること」が身近になった一例と言えるかもしれない。
Flickrはこれまで個人的に一番好きなWebサービスだったし、今でもとても気に入っている。しかし、Flickは一般的なのか、一部の意見なのかわからないが「沈みゆく船」とも言われています。
そう言われるには、いろいろな要素があるのですが、2005年にYahoo.Inc(北米のYahoo)に買収されたことにより、
- それまでの革新的な進化が止まった
- モバイルへの対応が遅れた
- ユーザー間のコミュニケーションを促進することができず、単なるオンライン写真置き場になってしまった
ことがあげられます。
2005年当時、Flickrは革新的だった。
例えば認証の仕組みがある。今ではTwitter公式でないTwitterアプリを利用するのにTwitterのユーザーアカウントとパスワードを入力する必要はない、Twitterがアプリ用の認証の仕組みを持っているからだ。
こういった認証の仕組みを僕が最初にみたのはFlickrでした。おそらく僕がはじめた2005年当時から実装されてた機能だったと思う。OpenIDもなにもない時代です。
Flickrは有料会員(2年間44.95ドル)にならないと事実上使えないサービスなのだけど、購入するのはアップロードする権利というのにも驚きました。無料会員に戻っても過去にアップロードした写真は消えずに、ただ単に新しい写真がアップロードできないだけ。(Flickrが存在している限りという条件つきだけど)
有料会員をやめた途端に過去の写真が見れなくと、ずっと有料会員であり続けなくてはいけないのかと不安になってしまうけど、これなら安心して有料会員でいられる。
モノやサービスではなく権利を買うということの意味をはじめて知ったのがこの事例だったと思います。
また、友人に有料アカウントをプレゼントできる機能も素晴らしかった。
無料であることが正義という雰囲気になりやすいWebの世界で有料サービスの存在意義を示し続けてくれたのもFlickrだった。広告が入らないのは本当に快適でした。
プログラムからFlickrのデータを取得する仕様(API)の豊富さも魅力的でした。これによってFlickr以外の会社や個人ユーザーがFlickrユーザー向けのサービスを作ることができた。個人的にAPIの面白さを知ったのはAmazonとFlickrからでした。
そして素晴らしいサイトデザイン。(モバイルではあだになったけど)
Flickrの素晴らしさはいくらでも語れるけど、この素晴らしさのほとんどは2005年当時にすでに存在していて、それ以降に追加された機能については、それほど熱く語れないのがFlickrの残念なところです。(organizeやSet、、アップロード上限撤廃などいろいろあるにはあるのだけど、、、、)
モバイルへの対応が遅れたためにInstagramのようなサービスが
- モバイルからの利用
- SNS時代ならではのコミュニケーション
をフル活用し、右肩上がりで成長する姿を眺めるしかなかった。
また、閲覧権利を細かく設定できないため写真をだれかに見せるのは無料のFacebookやGoogle+の方が便利になってしまった。
閲覧権限はFlickrが最初から持っていた機能だったのに、、、実に残念です。
2012年のFlickrは往年の輝きこそ失ってはいないけど、残念な状態だと言える。
しかし、個人的に「じゃあ、FlickrをやめてFacebookやGoogle+(Picasa)に移行しよう」とは思わないし、また有料会員を更新すると思う。
FacebookやGoogleのアルバム単位の管理にはどうしてもなじめないし、なにより彼らには写真への愛を感じない。Flickrには今なお素晴らしい写真が集まっていて、写真が好きな人を魅了し続けている何かがあると思う。
(FacebookやGoogleはアルバムという箱を作って写真を入れていく方法、Flickrはフラットな写真の集まりからTag、Group、Set、Collectionなどで集まりを作る方法)
同じくYahoo.Incに買収されて輝きを失ったDeliciousがYahoo.Incを離れ輝きを取り戻したように、FlickrもYahoo.Incから離れ、新しい魅力を作り上げる輝きを取り戻してほしいものだ。
NEX-5を買ったのでオールドレンズ遊びをはじめます!
January 31, 2012 at 08:07 AM | View Comments好きな言葉は「コストパフォーマンス」です。
さて、ミラーレス一眼レフNEX-7が発売されましたが、僕は2世代前のNEX-5ダブルレンズキットを購入しました(正確に言うとNEX-7発売前)。店頭展示品で41,800円でした。安くなったものですね。
これまでも一眼レフには興味があったのですが、高価なカメラ本体に高価なレンズが複数、、、、はまればはまるほど、、「もっと良いものを、、、」地獄が待ってそうで怖くて手が出せませんでした。
新品レンズが高いなら中古レンズ、しかもフィルム時代くらいの古いレンズでいいのでは?フィルム時代の古い写真は鮮明さで劣っても味のあるものも多いし、、、、。と、思ったことがあったので、数年前にいろいろ調べたことがありました。しかし、フィルム時代のレンズを今のデジカメにつけるのは、そう簡単にはいかないらしいとのことでした。
理由としては
- オートフォーカスが効かない
- レンズから撮像素子面(CCD)までの距離、フィルム(35mm)に対するCCDの大きさの違いにより、遠くにピントが合わない。
とのことで、フィルム時代からの写真ファンもレンズ資産を活かせない状態とのことでした。 オートフォーカスはともかく、ピントが合わないのはどうしょうもないとあきらめていました。
変換レンズを入れればなんとかなるという話もありましたが、あまり一般的ではないようでした。
オールドレンズブーム到来!
ところがミラーレス一眼の出現により状況が一変します。ミラーレス一眼はレンズから撮像素子面(CCD)までの距離が短いため、焦点距離が1.5~2倍になるものの遠くのピントが合うとのことです。
オートフォーカスは使えないもののマニュアルフォーカスでがんばればOK!ということで空前のオールドレンズブームが世界中で巻き起こりました。

Sony NEX-7, M-rokkor 40mm, Leica m6 by Kroiz, on Flickr

"Nex-5c's M system by andrewXu, on Flickr

Sony NEX C3 with Old Minolta MD lens by Kroiz, on Flickr

Sony NEX-5 and Old lenses by NeilHeyes, on Flickr

Sony Nex-3 with Canon FD 28-55mm by D H Wright, on Flickr
- オートフォーカスの時代が本格化してすでに20年以上たっているので、それ以前のレンズ、場合によっては60年以上の前のレンズを最新デジカメにつけて撮影するロマン
- オールドレンズそのものの骨董品的美しさ
- 最新レンズとは違う古いレンズの味
- 過去の資産を活かせる楽しみ
- レンズ自体が安い
あたりが、人気の理由のようです。
個人的には
- カメラ本体 5万円以下
- レンズ1本 数千円
- アダプタ 数千円 (レンズのメーカー、時代ごと)
と算出できたので、このブームに乗っても大丈夫と判断しました。
NEXシリーズに決めた理由
僕は基本的にアンチソニーなのでNEXに決めるまでにはかなり葛藤(1年くらい迷ってた)があったのですが、
- 焦点距離が他のミラーレス一眼の2倍に対し1.5倍と有利
- マニュアルフォーカスアシスト機能が便利そう
- ピーキング機能も便利そう
- 「NEX 壊れた」などで定期的に検索したけど、それほど故障率が高くなさそう
あたりが決め手でNEXにしました。
カメラなので写真のそのものが一番大切なのですが、操作性、特にデジタルならではの操作性も同じくらい大事です。NEXはソニーだけあってよくできていると思います。
マニュアルフォーカスアシストはボタン一つで拡大、シャッターボタン半押しで拡大解除という単純な機能ですが、マニュアルフォーカス撮影には必須の機能です。NEX5は液晶そのものの出来も良いです。しかし、普通の液晶なので野外で日にあたると全く見えなくなる欠点があります。
ピーキング機能はピントが合っている箇所を色で教えてくれる機能です。これは凄い。
マニュアルフォーカスなので自分でレンズを回してピントを合わせるわけですが、
- 大雑把に構図と、ピントを合わせる場所を決める
- マニュアルフォーカースアシストボタンでピントを合わせる部分を拡大
- レンズを回してピントを合わせる。ピントがあったかどうかはピーキング機能が色で教えてくれる。
と、マニュアルフォーカスでも簡単に撮影することができます。(他に、絞り、ISO、シャッター速度、、、などがあります) 動いているものを素早く撮影することはできないまでも、とまっているものをじっくり撮影するには十分対応できるのではないかと思います。
ピーキング機能はこちらのブログエントリーが分かりやすいです。
マウントアダプターは絞り調整があるかどうかがポイント
レンズとカメラをつなぐ規格はメーカーごと年代ごとに違うのでカメラとレンズの間にマウントアダプターというものが必要です。 オールドレンズブームのおかげで、このマウントアダプターも安くなっているのも嬉しいところです。
しかしマウントアダプターの中には「絞りは全開放でしか撮影できません」と、いうものもあるので絞り調整機能付きのものを買いましょう。
僕はCanon new FD レンズを3本買ったので、NEX FD用のマウントアダプターが必要だったのですが、ここのものを買いました。
Canon FDレンズーSONY NEX Eマウント用 マウントアダプター 八仙堂 - Yahoo!ショッピング
絞り調整もあり、送料込みで4000円程度とお買い得でした。日本製のようなメーカー名ですが中国製です。
このアダプタはOPENの状態でレンズをつけて、LOCKの回すことでレンズ側で絞り調整が可能です。
ちなみにレンズは1本2000円強程度でした。new とありますが30年くらい前のものです。
今後はMinolta MDシリーズか、ライカマウントの旧ソ連製のレンズあたりを買ってみようかと思います。

オートフォーカスレンズもやっぱり凄い
オールドレンズ遊びは楽しいですが、最新のカメラ&レンズも凄いものです。NEX-5には
- カメラ側が自動で良いセッティングをしてくれる「おまかせオート」
- 1秒間に7回シャッターを切って合成することでブレを無くす「手持ち夜景」モード
など、凄い機能が盛りだくさんです。
NEXシリーズは対応するEマウントレンズが少ないのが弱点ですが、αシリーズのオートフォーカスレンズをフル機能で使えるアダプタがあるのでオールドレンズを楽しみつつ、最新オートフォーカスレンズを楽しみたい人にもいいかもしれません。
NEX-7の秘密兵器 αレンズをフル機能でマウントできる最新レンズアダプタ LA-EA2 - Drift Diary XIII
マニュアルフォーカス撮影のために最低限知っておきたいこと
マニュアル撮影はやったことが無かったので途方にくれましたが、最低限以下のことを知っていれば何とかなりそうです。
- ISO 高くすると明るくなる、しかしノイジーになる。
- シャッター速度 速くするとブレにくい&暗い、遅くするとブレやすい&明るい。
- 絞り 数値を低くするとピントが合う範囲が狭くなる&明い。高くするとピントが合う範囲が広くなる&暗い。背景をぼかすときに。
なんだかんだ言っても液晶で確認しながらできるので、試していくうちに最低限の写真は撮れそうです。
実際に撮影した写真

NEX-5 with new FD 50mm 1:1.4
せっかくレンズが届いたのに、 インフルエンザにかかってベッドから出れないので撮影にいけない、、、、。
今年のインフルエンザは予想と違うものが流行ったらしく、予防接種が効かないらしいので注意です。マスク&手洗いで予防を!!
玄光社 (2011-05-30)
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