hey hey heydays*のmasaruも恐ろしいほど「わんぱく」である
May 04, 2013 at 08:01 AM | View Commentsわんぱくブロガーがわんぱくに迷った結果 Canon EOS 6Dを買ったことは記憶に新しいところですが、コンパクトカメラ界にも愛すべき「わんぱく」っぷりを発揮しているブロガーがいた。
Canonのデジタル一眼レフ「EOS 6D」購入!開封の儀を行ったぞ! | むねさだブログ
それは hey hey heydays* の masaru さん、
SIGMA DP2 Merrillがやってきた | hey hey heydays* で DP2を買ったと思ったら、すぐさま SIGMA DP3 Merrill | hey hey heydays* にてDP3を買うという「わんぱく」っぷりを発揮。ちなみにDP Merrill シリーズはSIGMAが作ってい4600万画素という、もはやなんだかよく分からない画素数と、一眼レフ交換用レンズで培った高度なレンズ技術を組み合わせた変態的カメラ。一台8万円くらいします。
また、暗いところで撮れる高感度とか、動画などの便利機能には、さほど力をいれず、手ぶれ防止、ズームなどの機能もなく静止画を綺麗に写すことにだけ注力した日本刀のようなカメラでもあります。
DP1 Merrill ,DP2 Merrill ,DP3 Merrill と3種類あるのですが、違いはレンズの焦点距離。
- DP1 Merrill 19mm F2.8(35mm換算28mm相当) 広角
- DP2 Merrill 30mm F2.8(35mm換算45mm相当) 標準
- DP3 Merrill 50mm F2.8(35mm換算 75mm相当) 中望遠
28mm DP1 Merrill を買ってないのは、最近発売された同じく35mm換算28mmの RICOH GRを狙っているともっぱらの噂。
masaruさん、マジでわんぱくです。
写真を見ていると 50mm(35mm換算75mm)は突き抜けている。やはり一番レンズ性能を引き出せるのは標準レンズの単焦点なのかもしれませんね。
いくらカメラがよくてもjpgで撮っているだけでは宝の持ち腐れなのですが、さすがmasaruさん、 自宅のRAW現像/写真管理環境をリニューアルしたくなってきたぞ | hey hey heydays* とRAW現像環境も考慮にいれています。なにせRAWだと1枚50MBくらいのデータ量になるので、保管するのもRAW現像するのも大変です。
僕のアナログカメラでフィルム現像とか納戸に暗室カーテン張って手焼きとかなど、全然わんぱくじゃないなと心から思った次第です。
masaruさんはわんぱくのみならず、写真自体もとても良いので、これからも写真エントリーを続けてくれたらいいなと思います。
YASHICA T4 と KYOCERA TPROOF を買いました
April 13, 2013 at 07:01 PM | View Comments海外オークションサイトから35mmフィルムコンパクトカメラを買いました。

(※ ちょっと前に買ったOLYMPUS XAと)
今回はYASHICA T4。プレミアがついているカメラなので比較的高価だったが、残念ながら故障していた。ヤフオクとちがって海外オークションは返品交渉する余地があるのだけど、それも面倒なので修理できるのなら修理してしまいたいところ。電子部品の部分で壊れているならどうにもならないいけど、おそらくモーターかどこかの故障だと思うので修理できそうな気がする。
まったく撮影できないのではなく、レンズまわりのモーター付近の異常で、一定の近距離(4mくらい)でのシャッターが切れないようだ。露出に異常はないので修理できるかもしれない。
外でスナップショットを撮るには問題ない。

しかし、このYASHICA T4を買ったのはポートレート撮影用のため。特にフラッシュを使いたい。フィルムコンパクトカメラのフラッシュのチープ感は好きなんですよね。
しょうがないので修理だすかと思っていたら、YASHICA T4 SUPERまたの名をYASHICA T5、日本名だとKYOCERA TPROOF が驚きの値段で出品されていたのでサクッと落札。

最初のT4がもったいない感はあるけど、そのうち部品取りに使えるのでまぁいいでしょう。
とりあえず八重桜とツツジの季節だったの撮影してみました。色の雰囲気を見るには花は良い。フィルムはAgfaphoto 200。






フラッシュをたいても普通に見れる写真になってますね。コンデジだとそうはいかない。色の雰囲気などもよさそうなのでカラーフィルムでしばらく遊んでみることにします。
30年前のカメラ OLYMPUS XAを買いました
February 27, 2013 at 06:07 AM | View Comments1979年発売なので30年以上前のコンパクトカメラOLYMPUS XAを買いました。
コンパクトカメラはVoigtlander VITO IIを使っていて、それはそれで良かったのですが
- シャッタースピードが1/100秒を超えると怪しい(要修理)
- 420gだけど、ポケットに常に入れておくにはちょっと重い
ということもあり、新調してみました。と、言ってもVITO IIもそのうち修理してたまに使うつもりです。
ueBLOG | 60年前のカメラVoigtlander VITO II を買いました
カメラを買うときはFlickrの写真を見て決めるのですが
- フィルムカメラのグループを見まくる
- 気に入った写真があれば、どんなカメラで撮影しているのか確かめる
- カメラの名前で検索してInterestingで並べて、よい写真を探す
と、いうことを何日か続けて決めます。
Flickrには好きな写真を1テーマ18枚上限で集められるGalleryという機能があるのでそれも活用しています。
Olympus XA - a gallery on Flickr
欲しいカメラと思えるカメラが見つかったら、下記のようなことを調べて購入することができるのかを調べます。
- 中古ショップ、オークションサイトなどで価格帯
- 電池などの消耗品が今でも入手可能か?
- 故障しやすいか?
- 求めている機能はあるか?
購入の意思が固まってきたらウンチクなども調べます。個人的には撮影された写真よりウンチクが上にならないように気をつけてます。
OLYMPUS XA は天才開発者である米谷美久さんが直接開発に携わった最後のシリーズの最初のモデル。あの時代の日本には優れた製品が多いのだけど、これほど開発者として名が知られている人も珍しい。
- 自動車メーカーに内定していたけど、カメラ関係の特許を取得していたことに目をつけられOLYMPUSからスカウト的に入社。
- 入社して工場研修のあと、課題として自由にカメラを設計して作ることを命じられ作ったのが初代PEN。実際発売されることになったことも異例だが、シリーズトータル1700万台という記録的な販売記録を持つカメラになった。当時の大学初任給12000円の時代、最も安いOLYMPUSのカメラは24000円だったのに対し、6000円という低価格。それでいてレンズに一切妥協せず、安くても良く映るカメラだった。
- 当時としては画期的なボタンを押すだけという簡単操作のPEN-EEシリーズを女性向けに発売。2%だった女性購入率が33%へ上昇。
- デザインの重要性を理解していた。専門デザイナーのデザインが気に入らず自らデザイン。
- 小型・軽量化35mm一眼レフを目指し、OMシリーズを作る。当時一番重かった1.4kgの約半分(標準レンズ込み)という重さを実現し、小型一眼レフブームを巻き起こす。
ユーザー視点、デザイン、操作性へのこだわりにより人気製品を作り出したのはジョブズ時代のアップルのようですね。
また、最近ではカメラといえば女性の趣味というくらい女性カメラマンが増えています。世界で注目される若手カメラマンは川内倫子さんをはじめ、その多くが女性です。
米谷さんがPENを作ったことは、女性がカメラを使うようになった今のシーンの第一歩目と言ってもいいかもしれません。2000年代に入って女性カメラマンが増えた原因の最大の要因が、80年代後半から90年代に女子高生が「写るんです」などのレンズつきカメラで写真の楽しさに目覚めたからという説があります。OLYPUS PENシリーズの低価格のための構造、だれでも使える操作性、哲学はレンズつきカメラに多大な影響を与えています。
OLYMPUS PENは近年ミラーレス1眼レフとして復活しました。特に女性に受け入れられているのは広告戦略も大きいでしょうが、マイタニイズムを強く意識して作られたことも大きな理由だと感じます。米谷さんはPENの復活を見届けた後、2009年に亡くなられています。
さて、XAですが、これはOMシリーズの後に手がけた35mmコンパクトカメラ(PENはハーフサイズ) 。
- ケースなしでYシャツのポケットに入れられるサイズ
- プラスティックボディ採用により大幅な軽量化
がポイント。
デザインはとてもよく、ほぼ同じデザインのXA2はグッドデザイン大賞を受賞しています(2012年の大賞は「デザインあ」でしたね)。グッドデザイン賞は多数受賞しますが、大賞は毎年1つだけが選ばれます。
これが僕の買ったもの。箱も立派でますますApple製品のよう。

初代XAはシリーズのほかの製品とは違いレンジファインダーです。こんなに小さいのにちゃんと二重像でピント合わせをします。露出は絞り優先AE。露出補正は+1.5EVのみできるのですが、アンダー気味に撮りたいのでフィルムISO設定で調整しています(ISO400のフィルムを入れるときにISO800設定にするなど)。
シャッターを押した感じがなんとも言えなく気持ちよいので使っていて楽しいカメラですね。軽いし。
以下は僕の撮影した写真です。もうちょっと撮影して慣れないと期待通りの絵に近づかないでしょうが、現時点でも良い感じに緩くていいです。






米谷さんについてはOLYMPUSのHPに読み応えのある講演紹介があるので、ぜひ読んでみてください。すごく面白いです。
Dogtown & Z-boys と二人の写真家
October 14, 2012 at 09:07 PM | View Commentsスケートボードは何度かのブームと没落を経て現在に至っている。ただの子供のおもちゃではなく、ファッション、音楽、ライフスタイルなどとミックスされたカルチャーとして存在している。 スケートボードの最初のブームは60年代にやってきた。しかし、熱狂的なフラフープブームに叩きのめされて没落してしまった。文化という意味ではフラフープと大差ない「子供のおもちゃ」でしかなかった。
70年代、ウレタンホイールの発明により復活したスケートボードブームと共に現れたのがDogtown Z-boysの面々だった。
麻薬とギャングがすぐ近くで蔓延る街、家庭崩壊した家族の子供たち、サーファー=落伍者と言われた時代にローカルイズムに乗ってサーファーになった子供たちが波のないときにはじめたのがスケートボードだった。歴史的な水不足で干上がった空き家の家庭用プールに不法侵入して新しいスケートボードのスタイルを作る子供たち。そんな彼らを写真と記事で記録し続けたのがC.R. Stecyk とGlen E. Friedmanだ。彼らの写真はブーム到来とともにスケートボーダーマガジンで紹介され全米の子供たちに衝撃を与えた。
彼らを単にスケートボードで遊ぶ子供たちではなく、そこに社会や文化を見出した。C.R. Stecykは60年代の記事を書き写真を撮った報道カメラマンに感銘を受けていた。Z-boysの面々とGlen E. Friedmanは10代だったが、彼は20代だった。不法侵入によって逮捕された場合、彼だけは前科や刑務所への入所の恐れがあった。
80年代になると、Z-boysのメンバーであり、Dogtown Z-boysの監督であるStacy Peraltaに誘われBones Brigadeで映像関連の仕事をする。80年代に普及したビデオへのソフト販売は後のスケートボード、サーフィン、スノーボードなどの横乗りスポーツの先駆け的存在になる。スパイク・ジョーンズもBones Brigadeのビデオを良く見ていたようだ。
後に、Public Enemy,Beastie Boysなど80年代HipHopアーティストのアルバムジャケットや、70年代Punkシーンアーティスト Fugazi, Black Flagを撮ったGlen E. FriedmanがキャリアをスタートしたのがDogtownのシーンだった。まだ14歳でC.R. Stecykの勧めでスケートボーダーマガジンに投稿したのがきっかけだった。
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映画「Dogtown Z-boys」のナレーターは俳優ショーン・ペンがつとめている。彼はDogtownのすぐ側で育ち、世代も同じ。サーフィンもやり同じ時代を生きた人物だった。しかし、小予算の映画にはビッグネームすぎる俳優でもあった。ツテで何とか10分だけ映像を見てもらえることになり、それがナレーターをしてもらうきっかけになる。そのツテはGlen E. Friedmanが作った。映画「Dogtown Z-boys」に少年時代に雑誌に夢中になった人物として登場したパールジャムのジェフ・アメン、ヘンリー・ロリンズ、フガジのイアン・マッケイも彼のツテだ。
「Dogtown & Z-boys」のDVDは全世界で100万枚も売れたそうだ。ケーブルテレビで公開されるのが関の山で劇場公開されることはないだろうと監督のStacy Peralta自身が思っていた小規模のドキュメンタリー映画としては予想外の大ヒットと言える。
Z-boysの面々も素晴らしいが、彼らの活動を伝え記録したC.R. Stecykのモノクロの写真とGlen E. Friedmanのカラー写真。そして8mmの動画。記事たちの役割も決して小さくない。
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Dogtown Z-boys のStecykパートのカット前の未公開動画を発見。ノースシェアの伝説的なビッグウェーバーGreg Knollも登場してる。
Tokyo Photo 2012 へ行きました
October 01, 2012 at 07:07 PM | View Comments今年になって写真趣味をはじめ、最近はフィルムカメラで撮影してるにもかかわらず、ちゃんとしたプリント写真を意識して見たことがありませんでした。
ちょうど、「 Tokyo Photo 2012 」のチケットが手に入ったので行ってきました。
Tokyo Photoは今年で第四回目になる国際フォトイベントで、世界10都市のギャラリー、約1000点もの写真が出展されたとのことです。Tokyo Photoはアメリカの「AIPADフォトグラフィーショウ」や、ヨーロッパの「パリ・フォト」を意識したイベントで、見るだけではなく、作品の購入もできる見本市としての位置づけもあるそうです。そのためか、出展はギャラリー単位で、非売品の作品もならんで、数万円から数百万円の値札のついた作品も多く出展れていました。
僕はカメラについて(主にクラシックカメラ方面)にそこそこ詳しくなってきましたが、写真家や写真については、まだ全くもって分からない状態です。そんな僕でも知っているライアン・マッギンレー、エリオット・アーウィット、森山大道、石川泰博、蜷川実花などのプリント写真や、僕がしらない写真家たちのプリント写真をたくさんみることができました。写真は観るのも難しい。1時間ちょっとの閲覧でしたが激しく疲れました。
細かいところも写る機材で、教科書通りの構図で、実物のような色で、「あぁ、すばらしい写真ですね、カレンダー、カタログ、雑誌にでも、、、、」と、いった写真とは違う軸のようですし、それぞれの写真にそれぞれの軸や見方があるのだろうな、と、思ったけど、そんな見方が分かるわけでもないので、分からないなりに個人的にひっかかるものはどういったものかを考えてました。
パリの Camera Obscura Accueil というギャラリーの写真のものに好きなものが多く
Denis DAILLEUX と、言う人の
Le Caire: Amazon.fr: Denis Dailleux, Gamal Ghitany, Khaled Osman: Livres
が好きでした。たぶんRolleiFlexで撮影してて自然な感じだからか??
他には Sarah Moonという人の写真も良かった。
Michael Hoppen Gallery - Artist - Sarah Moon - A Gallerist's Choice-Group Show - Eva, 1997
調べてたら僕ですら見たことある写真も多いし、ファッション系の写真家で有名な人なんでしょうね。
Patrick Taberna という人の
の写真も良かった。フレアがさしてたり、ブレたりしている写真が好きなのかもしれない。blogで惜しげもなく写真を公開しているのも素敵。
ほかには Todd Hido の雨の風景写真も良かった。
Nazraeli Pr
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(この写真ではなかったと思うけど、こんな感じの写真だった)
あと、石川泰博の桂離宮の写真も良かった。他は名前をメモし忘れたけど山形の鷹匠の写真も素晴らしかった。
初めて、カメラ好きの延長上の写真ではない写真をみたので何とも言えない部分も、よく分からない部分もあるけど、機会があったら、こっち系の写真を観るようにしようと思います。
今回は、作りこんだ芸術的な写真は良く分からなかったので、自然な感じの写真が目についたのかもしれない。
60年前のカメラVoigtlander VITO II を買いました
August 17, 2012 at 06:07 PM | View Comments2012年からはじめた写真趣味。 ミラーレス一眼 & オールドレンズからスタートして、最近はフィルムカメラをメインに遊んでいます。
いまのところ持っているフィルムカメラは
- Rolleiflex F3.5 Xenotar 2眼レフカメラ(1960年代前半) 誕生日2ヶ月前倒しで購入
- Rolleiflex SL35 一眼レフカメラ(1970年代前半) レンズのついでに購入
で、それはそれで良いカメラだし、楽しいのですが、どちらもサイズが大きく重いので持ち歩きに不便でした。そのためカバンに入れておける小さいフィルムカメラが欲しくなり、いろいろ物色していました。
その手のカメラといえば当然Leicaなのですが、それなりに高価だし、どのタイプのLeicaが自分の好みなのかはっきりしてないので今回はパス。

Leica M2 w/ 35mm. Summicron Type I taken by Mikel Parial
持っているカメラが2つともRolleiなので、コンパクトでかわいいRollei 35も考えたのですが、今回は良いものと出会わなかったです。あと、確実に1万円を超えてくるので予算も合わなかった。

Rollei taken by Alexandra Guerson
GR Digitalでデジカメでのブランディングに成功したGRシリーズのフィルム時代のものも考えましたが、こちらも良いものと出会わず、、、。また、今回は広角レンズでなく、標準レンズが良かったので、今回は無かったかな。

GR1 taken by kanonn
ハーフサイズのオリンパスPenシリーズも探したけど、こちらも良いものが無かった。でも、24枚撮りフィルムで48枚撮れるハーフサイズは1本撮りきるのも大変だから、ハーフサイズにしなくてよかったかも、、。

Pen F saboramos
Carl Zeiss *T Tessar が付いているのにも関わらず、一万円以下で買える京セラ/Yashica Tシリーズも探したけど、下手に電子部品がなく、オートフォーカスもない完全機械式のカメラの方が今回は良かったのでパス。

Yashica T4 Waterproof taken by Arachide
Contax レンジファインダー。Leicaと並んで有名な割にはイマイチ人気も値段も高くない。以前、海外オークションサイトでミスして買ったロシアンレンズ(Jupiter8)も使える。銀座のレモン堂でContax iiiaを触らせてもらったのだけど、見せてもらったものは二重像が縦ずれを起こしていた。また、思った以上に重かったので今回の用途には合わないのでパス。

Conax IIIa taken by deiadeia
銀座のレモン堂でContax iiiaの下にあったのが、Zeiss Ikon Contessa(コンテッサ)。蛇腹のスプリングカメラです。蛇腹なのでレンズをしまうとコンパクトだし、LeicaやContaxのレンジファインダーカメラと違いレンズ交換できないので値段もそんなに高くない。スプリングカメラはまったく考えたことがなかったけど、いいかもしれない。でも、どうせ買うならスプリングカメラをよく調べてから。と、そのときはパス。

Zeiss Ikon Contessa taken by alf sigaro (temp. abs.)
と、それから、いろいろスプリングカメラを探した結果、Voigtlandar Vito IIが良さそうということになり、海外オークションサイトで購入しました。値段は6500円くらい。


Vito IIは1950年ころ作られた蛇腹スプリングカメラで、レンズをしまうと非常にコンパクト。そして、420gと、この年代のカメラにしては軽い。
このサイズと軽さは、ピント合わせの機構がない完全目測カメラであることと、露出計が無いため。ピントを合わせるのには、写すものの距離を「あそこまではだいたい2mだな」と自分で判断して、レンズのメモリを合わせる。絞りとシャッタースピードは単体の露出計を使って計るか、勘で合わせることになる。
と、書くと非常に難しいことのように感じるかもしれないけど、実はそんなに難しくない。距離は20mから遠くは全部同じなので、景色を撮るときは変える必要がないし、近距離は1.5m、2mくらいを感覚的に覚えてしまい 、ある程度絞って撮影すればOK。3m、5m、7mくらいは難しいけど撮影するうちに感覚が身に付くのではないかと思う。そもそも人間の距離感ってとても敏感で、人と話しているときに、ほんの数センチ近寄いだけで圧迫感を感じるし、バスケやサッカーなどのスポーツでも、相手との距離というものを常に計っている。単に、その距離が何センチか知らないだけで、日常生活でも常にモノや人との距離を感じながら生きていると思う。
露出は野外での晴天の場合、F11 1/感度ということわざがある。ISO 100のフィルムなら 絞りF11 シャッター速度1/100 くらいでOKということだ。影がうっすら分かるくらいの曇りなら1段開いて、影がみえないくらいならもう一段。と、考えて撮影する。
実際に撮影してみると、3mから10mくらいの距離はピントが合ってない写真が多かったけど、2m以内くらいは絞って撮れば問題ない。古いカメラを使うと、最新のデジカメでは自動でやってくれることを手動でやらなければいけないので必然的に写真やカメラの基礎知識を習得できるの良い。
Vito IIのよいところは何といってもレンズ。TessarタイプのCOLOR SKOPAR F3.5 50mmのレンズは名前の通りカラーフィルムに適しており、はまると1950年代のカメラとは思えない。
Flickrに NettyA さんというオーストラリアの人がいて、その人のお父さんがVito IIで撮影した1950年~1970年のオーストラリアを公開しているのですが、とてもそんな昔に撮影した写真に思えない。
Dad's slides 1950s, 60s & 70s - a set on Flickr
山の写真が多いので、おそらく登山をされる方だったので、小さく軽くよく映るカメラということでVito IIを使っていたのではないかと思います。
イメージを使えないので、特に素晴らしいと感じた写真のリンクを張ります。
- Blue Gum Forest, 1965
http://www.flickr.com/photos/7272097@N08/4969610216/
圧倒的な空気感。そんな昔の写真には見えない。
- Kanangra Walls, 1952
http://www.flickr.com/photos/7272097@N08/4969594002/
モノクロの一枚。Panagoniaのコマーシャルといわれたら全力で信じるレベル。すごい。
- Warships in Jervis Bay, 1953
http://www.flickr.com/photos/7272097@N08/4855490259/
Vito IIは特に青が得意とのことなのだけど、納得の青の描写。明るい野外と一番カメラが活きる条件とは言え、女性の服の立体感がすごい。こんなに鮮やかなのに1953年とは、、、、。
最後に、僕の撮影した写真を載せます。カラーもモノクロも良い感じで撮れます。




この本は結構参考になった。
モノクロ写真の自家現像をはじめました
July 31, 2012 at 11:07 PM | View Comments自家現像をはじめました。
気軽に現像できるのはモノクロなので、モノクロ用の薬剤と器具を揃えること2週間。材料がそろったので初めての自家現像にチャレンジしました。
ブローニーフィルムを現像しましたが、残念な仕上がりのものが数枚あるものの、最初のチャレンジにしてはまずまずといったところでしょうか。最初なので手間取ったり、段取りが悪いところがあったので時間がかかりましたが、慣れてくれば1時間かからないくらいで片付けまでできそうな気がします(フィルムの乾燥は除く)。
薬剤、器具はドイツの通販、ヨドバシカメラ、100円ショップを回って購入しました。

現像液 Rodinarl (R 09 ONE SHOT) ドイツ通販
前回のエントリーで書いたように、どの現像液が自分の好みかFlickrのグループなどを見て探していたのですが、一番好みだったのがRodinarlでした。しかもRodinalの高希釈現像(High Dilution Film Development)というのがよさそうなので試してみました。
PATERSON フィルムタンク&リール ドイツ通販
暗室がない場合の現像は、一度フィルムをセットしてしまえば、フィルムに光を当てることなく、現像液などの液体を注入できる現像タンクというものを使います。
日本語の情報だと、ステンレス製のタンクとフィルムを巻くリールを使うのが一般的なようでしたが、海外のサイトを見ると取り扱いがより簡単なPATERSONのプラスティック製のタンクとリールを使う例も多かったので、今回はそちらにしてみました。
リール幅が可変で35mmフィルムとブローニーの両方使えるのがポイントでした。またフィルムを巻くのも簡単です。
今回買ったのは35mmなら2本同時、ブローニーなら1本現像できるサイズのものを買いました。
リール幅を変える方法が分からなくて、しばらく悩みましたが正解は「渾身の力で回転」でした、、、そんなの分からないよ、、、。
ダークパック ヨドバシ
現像前のフィルムをタンクに入れる前に光に当ててしまうと駄目なので、暗室がない場合はダークパックという両手を入れて作業できる袋に、フィルム、タンク、はさみを入れて、光が入らない状態にしたうえで、フィルムをタンクに入れます。
ヨドバシで2500円くらいでした。
停止液 クエン酸 100円ショップ
ダイソーで200gのクエン酸を購入。クエン酸5g、水500mlで混ぜて使っています。
停止液 ILFORD RAPID FIXER 5L ヨドバシ
停止液はILFORDを買いました。液体タイプなので使いやすいのと、臭いがキツくないとの評判から選びました。
水洗促進剤 富士QW ヨドバシ
水洗促進剤を使うことで、停止液排出後の水洗に使う水の量を減らすことができます。評判の良い富士フィルムのものを購入しました。
ドライウェル 富士フィルム ヨドバシ
最後にフィルムを乾燥させる前に水滴を拭かないといけないのですが、ドライウェルという液体につけることでスポンジ等で拭く手間を省けます。
フィルムを拭く用のスポンジもそこそこ高かったので購入してみました。
スポンジ派とドライウェル派は半々のようです。僕もドライウェルがなくなったら次はスポンジを試して、自分に合うほうを採用したいと思います。
温度計 ヨドバシ
現像液は「希釈濃度」「時間」「温度」が大切なようです。モノクロ現像は20℃が基本のようなので温度計が必要です。
ちなみに、それほど温度に気を使わなくていいと主張される方もいます。
撹拌棒 ヨドバシカメラ
元が液状の薬剤はさほど必要でないのですが、粉状の薬剤を混ぜるときに使います。専用の道具なので使いやすいです。
フィルムクリップ ヨドバシ
処理が終わったフィルムは濡れています。それを吊るして乾かすためのクリップ。洗濯バサミにオモリをつけれても代用できるようですが、専用のものを使っている人が多いようです。600円くらいしますが、僕も購入しました。
メスカップ 100円ショップ
500mlと1000mlのものを買いました。100円ショップのもので十分なようです。
漏斗 100円ショップ
定着液など、何度か使いまわす液体を保存タンクに戻すときに使います。100円ショップのもので十分のようです。
液体タンク ヨドバシ
1.3L 2つ、2L 1つ。
ペットボトルでもいいのですが、子供が小さいので万が一の事故がないように液体と分かるものを買いました。蛇腹になっているのでタンクないの空気を減らすことができるタイプのものです。数百円でした。
現像手順
フィルムに光を当てないようにダークパックを使いリールに巻いてフィルムタンクに入れます。
フィルム、フィルムタンク、リール、はさみをダークパックに入れて作業です。はさみを忘れると面倒なのでわすれないようにしましょう。
PATERSONのリールは簡単にフィルムを巻けるのでオススメです。
以下の動画が詳しいので実際にやる前に見ておきましょう。
現像液、定着液、水洗促進剤、ドライウェルなどの薬品を用意します。僕の場合は現像液以外は説明書通りに作ります。
現像液の作り方
20℃の希釈した現像液を作ります。
バケツに氷水をはって、その中にメスカップに入れた現像液を入れて温度を計ります。夏は適当に氷水を作って、温度を測り常温の水と混ぜながら20℃の水を作り、そこに現像液を混ぜると良いでしょう。
僕は薄い現像液で長時間現像する高希釈現像をしています。僕は現像液10mlに対し水500mlの1:50希釈で20分現像を採用しています。高希釈現像に適した現像液はRodinalかKodakのHC-110が定番で、他の現像液ではうまくいかないことが多いようです。
通常の現像だと、短期間で撹拌しながら濃い現像液で現像するのですが、高希釈現像の場合は、薄い現像液を使って最初だけ撹拌して長時間現像します。低コントラスト の写真になるそうです。以下はFlickrのグループ。
現像
フィルムの間の空気を除くために最初の30秒だけ撹拌します。PATERSONのタンクはボトルの真ん中に撹拌する棒があり、それを使うとリールとフィルムの空気の抜けがよいことが実験で分かったので、それを使って撹拌しています。
現像時間も長いので、途中で温度が上がらないように、氷で調整した20℃の水のバケツの中に現像タンクを入れて調整します。
停止、定着、水洗い、ドライウェル
現像中に次に使う停止液(クエン酸)を用意しておきます。一応20℃に近づけますが、現像液ほど厳密でなくていいみたいです。水500mmlに対し5gのクエン酸を混ぜて使っています。
20分現像したら、現像液を捨てて(高希釈なので1回使いきりにしています)、水で一回ゆすいだら作っておいた停止液を入れて撹拌をして2分つけます。2分経ったら停止液を捨てて、再度水洗いします。
次は定着液。これも撹拌して3分(時間はフィルムの種類や定着液の鮮度によって変わる詳しくは下記参照)。これでフィルムに光を当ててOKな状態になります。定着液は使いまわすので保存ボトルに入れて冷蔵庫で保管します。
簡単な定着液の疲労度テスト | tokyo-photo.net
次は水洗い、流しっぱなしの水で30分間水洗いするか、水洗促進剤を使って水洗い時間を短縮します。水洗促進剤と使う場合は、最初に水洗い30秒、水洗促進剤につけて1分、流しっぱなしの水で2分で終了です。水洗促進剤も使いまわすので保存ボトルに入れます(押入れ保存)。
次はドライウェル。使わない場合はフィルムを専用のスポンジで拭いて水滴の後が残らないようにするのですが、ドライウェルという液体につけておけば、拭かずとも水滴が付かなくなります。30秒つけるだけです。ドライウェルも保存ボトルにいれて押入れ保存します。
リールからフィルムを外し、フィルムクリップを上下につけて吊るして乾燥させます。ホコリが付くと駄目なので風呂場のようなホコリの少ない場所が良いでしょう。一晩で乾燥します。

保存
乾燥したら、適当な長さにフィルムを切って、ネガアルバムに保管します。フィルムを扱うときは手袋が必須です。
スキャニング
乾燥した現像したフィルムをデータ化するのに、フィルムスキャナーを使います。専用のフィルムスキャナーの性能が良いものは高価なので、フィルムスキャンできるフラットスキャナーを使うことが多いようです。
僕はCanonのCanoscan 9000Fを購入しましたが、Epson製の方が良かったかもしれません。意外でしたが、スキャナーやインクジェットプリンターはCanonよりEpsonの方が支持されているようです。
Canoscan 9000Fは安価でよいのですが、ピントが合わないことが多い気がします。いずれデータ化ではなくプリントにも挑戦したいので、データ化はどの写真をプリントするか決めるベタ焼きと同じくらいと思っておくといいかもしれません。
自家現像への道1 薬品編
June 09, 2012 at 04:07 PM | View Commentsモノクロフィルムを自分で現像する方法を調査中です。
道具の方は分かりやすいのですが、薬品系はどうも分かりにくいので調査メモとしてブログに書いておこうと思います。
まず、必要な薬品の種類ですが、僕の場合は以下の4種類が必要そう。
- 現像液
- 停止液 (水またはクエン酸で代用可能らしい)
- 定着液
- 水洗促進剤(富士フィルムQW)
停止液は100円ショップのクエン酸で十分そうなのと、水洗促進剤は富士フィルムのQW一択のようなので、迷うのは現像液と定着液ということになります。
現像方法は簡単に言うと、
- ロールに巻いて現像タンクにフィルムを入れる
- 決まった温度の現像液(アルカリ性)を決まった時間入れる(途中で撹拌する)
- 現像液を抜いて、停止液(酸性)を注入
- 停止液を抜いて、決まった温度の定着液を決まった時間入れる(途中で撹拌する)
- 水洗い(水洗促進剤を使うと時間短縮できる)
という流れが一般的らしい。
現像液
長い間使われている標準現像液、微粒子現像液、増感現像液などいろいろあるのだけど、微粒現像液だけど増感現像にも向いている現像液など、いろいろあって非常に分かりにくく、どれがいいのか良く分かりません。
入手しやすい Kodak T-Max用にT-Max Developerと、学校の写真部でも良く使われるという定番の Kodak D76 が定番なのでしょうけど、Flickr の作画例を見て好きなものを買ってためそうと思います。
いまのところ Kodak T-Max DeveloperとAgfa R09 ONE SHOT にしようかと思っています。
フィルムと現像液の組み合わせによって現像するときの温度や時間が変わるのですが、各メーカーが公表しているテクニカルシートを見るか、下記サイトで簡単に調べることができるそうです。
Digitaltruth Photo - The Massive Dev Chart B&W Film Development Database
現像液は日本で販売終了しているものが多いし、現像用具は海外の方が安いことが多いので海外から買う予定です。
http://www.macodirect.de/index.php
で買っているという人を何人か見かけたので僕もチャレンジしようかと思います。
Agfa Rodinal(R09 ONE SHOT)
Rodinalは1891年に特許取得された100年以上も使われ続けている現像液の規格で、現在Rodinal規格の現像液は R09 ONE SHOT を使うのが現実的らしい。(倒産したときに名前が変わったとか、、、)
Flickr: The Rodinal Special / R09 Spezial Pool
水で25倍くらいに薄めて、Rodinalは通常の撹拌して10分のような使い方もできれば、100倍や200倍に薄めて、撹拌せずに2時間などの現像も可能らしい。
Kodak T-Max Developer
Kodak の T-Max フィルム用の現像液。T-MaxフィルムとD76現像液の相性が良くないために作られた現像液。T-Maxフィルムならこれを使うべきらしい。
液体なので使いやすいそう。
Kodak HC-110
希釈率によって性能が変わる。
Rodinalと比較されることが多い現像液のようです。液体タイプ。
定着液
いろいろ調べると現像液へのこだわりを持っている人は多いけど、定着液へのこだわりを持っている人が少ない印象でした。
富士フィルムかコダックの定着液でいいのではないかと思います。これと水洗促進剤はヨドバシカメラか何かで購入かな。
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