原研哉 新しい常識で家を作ろう トークショウへ行ってきました

March 05, 2012 at 08:07 AM | View Comments

無印良品主催の原研哉さんのトークショウ「新しい常識で家を作ろう」へ言ってきました。

[受付終了]ATELIER MUJIトークイベント「無印良品が考えるこれからの暮らし」 | くらしの良品研究所 | 無印良品

以前、ネットで見たエンプティの話は、ここ数年の間に聞いた話しで一番面白かったので楽しみにしていました。

原研哉氏トークイベント採録 | くらしの良品研究所 | 無印良品

場所は有楽町の無印良品のイベント場。事前登録した数十名だけ参加できるイベントでした。

メモはとってみたのですが、それはあまり使わずに、当日聞いたこと、思ったことを箇条書きのような形式で書いてみたいと思います。勘違いなども多々あると思いますので、あらかじめご了承ください。

今回の講演もエンプティの話から。

世の中は最初から複雑だった。国や王の権威や威厳のために豪華絢爛である必要があった。古くは中国の青銅器、ヨーロッパでもインドでもイスラムでも複雑なデザインが必要とされていた。シンプルになったのはつい最近(200~150年くらい前)、個人の時代になって急激に変化した。

ところが、日本では世界のシンプルに先駆けること400年前に簡素を完成させていた。それまで日本も豪華絢爛さが好きだったが、応仁の乱を経て簡素に行き着いた。

京都での10年以上もの戦乱の末、それまでのさまざまな豪華絢爛の美術品も建築物も燃えてしまう。そのような空気の中、足利義政の同仁斎(銀閣寺)が生まれ(東山文化)、千利休のわび茶へ行き着く。

中国では水牛の角を複雑に細工した茶杓がもてはやされていたときに、竹をすっと削っただけの茶杓に美を見出した。利休好みの茶道具はどれも簡素。

無駄のないこと、素朴さ、清潔さ、はかないもの、先進的な技術を良しとする日本の土壌を育んだ。

(僕の意見)茶の湯は日本的なものだけど、東洋・西洋の技術や思想を貪欲に取り入れ消化した上で成立させた。

簡素はシンプルに見えるが、シンプルと異なりエンプティ。エンプティとは見立てることが出来る空の器。

水を入れた皿に桜の花びらを浮かすことで、満開の桜を見立てる。掛け軸の絵や花で自然を見立てることができる。

無印良品の製品もシンプルではなくエンプティ。

無印良品は「〇〇」とは言わない。しかし、人々は「禅思想を感じる」「安価でうるさくない製品」「良いデザインの製品」、、、、いろいろ無印良品に感じる。

無印良品は人々の思いを受け止めるモノを作っている。

エンプティは日本の伝統が生んだ文化の尾骶骨ともいうべきもの。

ローカルな文化の尾骶骨を見つめることで、結果的にグローバルに直結した。

ローカルな文化の尾骶骨=文化的の土壌でもある。

優れたプロダクトは文化的な土壌の上に生まれ育つ。

世界を席巻したプロダクト(例えば車)は、天才的な技術者やデザイナーが生んだというよりは日本の文化的な土壌が生んだとも言える。例えばBMWのデザイナーに単純にデザインさせて車を作っても文化的な土壌に合わなければ消えていってしまう。

文化の土壌は伝統的な価値と人々の欲望。

人々の欲望の質を高めることでプロダクトやサービスの質を高めることができる。無印良品などのデザイナーがいくら「良い」と、思ったものを作っても、そこに住む人々の支持を得られければ消えてしまう。

文化圏の人々の欲望の質を高めること = 欲望のエデュケーション。

エデュケーションというと分かっているものを教えるような印象を持ってしまうかもしれないが、ともに考えていくこと。

無印の中でも特に優れたプロダクト(例えばタオルなど)を使うと、「良いな」と思ったときに小さな学習が生まれる(欲望の質が高まる)。

日本の今後と、生活に密着した無印良品を考えると「家」というのは面白い。

日本人の「家」の欲望の質はもっと良くなるはず。

住宅のリテラシーを高めたい。

第1回 住宅リテラシー|原研哉BLOG|HOUSE VISION

「家」の価値は、築年数、立地、広さ。誰も教えてくれないので家の知識は新聞チラシで得る状態が続いている。

「どこに家を買った?」ではなく「どんな家を買った?」にしたい。

ベッドルームにこだわって広く豪華にした家でもいい。浴室をメインにした家でもいい。本棚を中心にした家でもいい。しかし現実には、いろいろなこだわりのある人が、同じような間取りの家に住んでいる。

急成長の時代は過ぎた、、これからは低成長で、高年齢者が多い社会。低成長ならではの成熟した社会を、若者中心ではない大人の社会をいい意味で作るべき。

最近、リノベーションが当たり前になっている。

新築マンションというのは、築年数、広さだけが重要視されているので内装などは良くない。しかも、立地の良い場所はすでにマンションが建っているので立地の悪い場所にある。

立地のよい古いマンションをリノベーションすることで自分好みの家を作ればよい。

壊してはいけない壁や天井だけ残して古い内装や間取りのためだけの壁を取り払えば自由度が高い。

自分(原さん)の知り合いはみんなリノベーション派。

でも、一般の人にとってはリノベーションは高い買い物なだけに失敗したくないので怖い。

実はそんなに怖くない。今の時代はソーシャルネットワークのようなものもあるので事例もたくさんある。

(僕の意見) 僕もリフォームするときは他の人のブログが役に立った。SNSなどで、なにか面白い活動があるのかと思って質問してみたけど、特にそういう事例の話は聞けなかった。

秋にはいろいろな企業を集めて「家」についての展覧会をやりたい。

HOUSE VISION

感想

やはりエンプティの話は面白かったです。他にも先端技術の話もありました。

よく「賃貸」vs「持ち家」の話があり、だいたい「賃貸」派が優勢に終わると思いますが、「住宅」のリテラシーが高まった後では違う結果になるかもしれないですね。

自分の好きなように家を作るのは結構楽しいものです。

ウチは「好きなように」と、言うよりは「ローコスト」重視なのですが、それでもあれこれ考えて家を作ったのは楽しかったです。

categories: 原研哉, muji, reform
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Found MUJI 日本の10窯 の蕎麦猪口は良い

February 20, 2012 at 08:07 AM | View Comments

無印良品にはFound MUJIという

永く活かされてきた日用品を世界中から探し出し、 それを生活や文化、習慣の変化にあわせて少しだけ改良して 適正な価格で再生すること

という活動をボードメンバーの深澤直人さんらが中心にやっていて、2011年秋に無印良品の初の路面店だった青山店をFound MUJI一号店としてリニューアルオープンしました。

通常の無印良品とは違う商品が売られていて、どの商品も通常の無印良品よりちょっと尖った印象。

インドの2重構造のステンレスカレー容器が800円くらいで売っていて、結構お買い得でうれしい。

Found MUJI カレー皿

2012/1/27 ~ 2012/3/7まで「日本の10窯」という企画をやっていて、

  • 小鹿田焼(大分県日田市)
  • 萩焼(山口県萩市)
  • 砥部焼(愛媛県砥部町)
  • 九谷焼(石川県金沢市・小松市・能美市)
  • 信楽焼(滋賀県甲賀市信楽町)
  • 伊賀焼(三重県伊賀市)
  • 萬古焼(三重県四日市市)
  • 美濃焼(岐阜県土岐市・多治見市・瑞浪市・可児市)
  • 瀬戸焼(愛知県瀬戸市)
  • 益子焼 (栃木県芳賀郡益子町)

の10窯、それぞれ

  • 飯碗
  • 蕎麦猪口
  • 一輪挿し
  • 小皿
  • 湯のみ

が販売されているので、早速買いに行きました。

これまでの無印良品の陶磁器は、ちゃんとした製品とするためにかどうか知らないけど、画一的なものを作ってしまうため、有名な産地のものを作ってもつまらないものしかありませんでした。そのため、これまでは買う気がおきなかったのですが、今回のは良いです。

いろいろ触ってきましたが、同じ窯元の同じ皿でも色や厚さなどバラバラで、陶器らしい味になっていました。Foundじゃないほうの無印良品から商品が販売されていた伊賀焼きなどは「無印の製品はこんなもんでしょ」と言わんばかりの画一的なものでしたが、瀬戸、九谷、萬古、砥部などは好みでした。

実物を見て気に入ったので蕎麦猪口を4つばかり購入しました。

買って揃えるとなると統一感も欲しいので

  • 瀬戸
  • 萬古
  • 益子

の4つと、瀬戸の飯碗を2つ買いました。

Found MUJI 日本の10窯

瀬戸焼 蕎麦猪口

Found MUJI 日本の10窯

深緑の織部釉。ちょうど雑誌モーニングの「へうげもの」で古田織部が追い求めている「みぎゅあ」な緑です。これが個体差が一番激しく、釉薬のかかり具合、器の厚さがバラバラで選ぶのも楽しかった。これはなかなか良いと思います。600円。

萬古焼 蕎麦猪口

Found MUJI 日本の10窯

僕はチープな感じの青磁器が好きなのですが、これはちょうどそんな感じのものです。萬古焼ってもっと土っぽいイメージがあったのですが、こういうものでしたっけ??700円。

なんとなく、軽く叩いて「これは(あれは)、いいものだ」と、言いたくなる感じです。

子供のころガンダムをみて、マ・クベが何言っているのか分かりませんでしたが、北宋の青磁器の良さが少しは分かるようになった、、、と、思って「マ・クベ 壷」で画像検索したけど、やっぱりあの壷の良さはわかりませんでした。

萩焼 蕎麦猪口

Found MUJI 日本の10窯

いかにも!という感じの萩焼。僕が陶磁器に興味をもったのは中学生の修学旅行でお土産にかった萩焼の湯のみでした。萩焼は使い込むと味がでるのでこれも楽しみ。1100円。

益子 蕎麦猪口

Found MUJI 日本の10窯

益子焼は作家ものの印象しかないのですが、これはいい意味で製品なのでうるさくなくて良いです。黒釉ものはあると便利ですね。500円。

瀬戸焼 飯碗

Found MUJI 日本の10窯

織部釉がよかったので、飯碗というよりは小皿として買いました。600円。

九谷もよかったのですが、九谷買うなら金沢の古民芸店で中古品が欲しかったので今回はスルーしました。

なかなか素晴らしい企画でありつつ、安価なので青山へ行くときは覗いてみるといいかもしれません。

第二回、第三回も期待したい。

次は20cmくらいの皿が欲しい。

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無印良品 ジーンズのラベル素材のファスナーポートとヌメ皮財布

April 22, 2010 at 10:01 PM | View Comments

前から欲しかったけど店舗で全く見かけなかったジーンズのラベル素材アイテムを取り寄せて買いました。

http://static.flickr.com/4039/4542747875_db27e04985.jpg

無印良品ネットストア[ジーンズのラベル素材で作った フラットファスナーポーチB5]

WEBでしか見てなかったのですが、実物を見ると予想以上の質感で満足です。

ジーンズのラベル素材なので丈夫そうだし、汚れたら汚れたで味になりそうです。

主に仕事用のノートと文房具を入れる予定。値段は577円でした。

他にも財布を新調することになったので、こちらも無印良品で購入しました。

無印良品ネットストア[ヌメ革二つ折り札入れ生成]

僕の場合、収納が多ければ多いほど財布が分厚くなり整理もされないので、思い切ってほとんどカードが入らないタイプにしました。

http://static.flickr.com/4051/4543381604_f3651ff82d.jpg http://static.flickr.com/2700/4542749157_65ae06bca5.jpg http://static.flickr.com/4036/4542749673_ff534e1ea5.jpg

皮は目に見る部分だけで、小銭や札を入れる部分はナイロンです。

財布に入らなかったポイントカードなどは別途、袋にでも入れて鞄に入れておきます。

値段は3980円!

高校生でも、もっと高い財布持ってるわ!!

と、いう話もありますが、その手のものにステータスを求めないタイプなので、、、、

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