レッド・デッド・リデンプション 感想(ネタバレ)
August 10, 2011 at 04:24 PM | View CommentsXbox360と同時購入した「レッド・レッド・リデンプション」をクリアした。僕にとって最高のゲームの一つになった。
- ゲーム自体の出来が極めて高い
- ストーリーが良い
- 時代・舞台の描き方が丁寧
と、あらゆる点で満足しました。
ゲーム自体の出来は前のエントリーで書いたので割愛しますが、最後まで本当に親切設計で不快になることがなかった。今回のエントリーではすばらしいストーリーと興味深い時代・舞台について書きます。
舞台は西部開拓時代が終わり、その残骸が少しずつ消え行く、1911年のメキシコ国境に近いアメリカ南西部。
元無法者で小さな牧場主となっていた主人公が政府に妻と子供を人質にされ、かつての仲間たちを葬ることを強いられる。
というのが、話のあらすじ。正直なところ、プレイする前は「そんな話がおもしろいのか?」と思っていたのですが、かなり主人公に感情移入しました。
主人公は元無法者で38才、妻はギャング団の元商売女。16才になる息子はひ弱そうなタイプ。
アウトローに生きてきた夫婦は息子のためにカタギに生きようとする。
妻 何度あたしたちはやり直そうとした? 無法者と商売女。あたしたちは根っからの農民じゃない。
主人公 今はそうさ。昔の生活は忘れろ。全部終わったんだ。
主人公 もしかすると俺たちは変われないのかもしれない。でも、俺たちは変わろうとする。ジャック(息子)のためにも。
主人公 もし100回やり直したら、昔の俺たちに戻るよりもマシになっている。
上は、家族を取り戻してしばらくしたあとのシーンなのだけど、家族への愛情を映画のように綴っていく。
結局主人公は政府に猟犬のように使われたあげく、犬のように無残に殺されてしまうのだけど、その前に家族への愛を丁寧に描いていたので悲しい気持ちが倍増しました。よくできたストーリーです。
時代
1911年というのも絶妙な時代設定で調べれば調べるほど関心しました。
世界史的には日露戦争と第一次世界大戦の間。
よく考えるとちょうど100年前なので、今(2011年)の感覚も交えて時代背景をいうと
- フロンティア消滅宣言は20年前。今の感覚でいうとドイツ統合。スーパーファミコンが発売されたくらい前。
- 南北戦争は50年前。今の感覚だとケネディ暗殺・東京オリンピックくらい前。
- アメリカ黄金時代と禁酒法の1920年代は、物語から9年後。
- メキシコ革命は1年前に勃発。
西部開拓時代も終わりを迎えていて、古いものはどんどん淘汰されていく時代です。また、多くの無法者が国境を越え混乱のメキシコへ渡った時代でもあったようです。
メキシコ革命
物語の中盤、かつての仲間を追い主人公はメキシコ革命で混乱するメキシコへ渡ります。
メキシコ革命については良く知らなかったのですが、いくら権力者が変わっても弱者である農民は酷い扱いをされていたようです。
ゲームでは政府軍の指導者は極悪だけど、反乱軍のリーダーもロクデナシで、正義感あふれる農民出身の教師ルイーザは報われず、、という感じに描いていました。よくできている。
アメリカ先住民
物語の後半では、主人公が追う無法者のリーダー(白人)が、白人の迫害により家族を失い絶望した先住民の若者をギャング団に組織化します。
一方で政府側に協力する先住民の青年が登場するのですが、彼は先住民の誇りを失わずにいるが、白人の力に対抗できないことを理解し、ギャング化する同胞を救いたい一心で協力しています。
彼が差別主義者の教授に「私は学校をでている」という台詞があったのですが、これってきっと、悪名高い先住民同化政策のインディアン寄宿学校のことだよなと思い暗雲たる気持ちになりました。インディアン寄宿学校についてはWikipediaを見てもらえれば分かりますが、他の先住民たちへの迫害と同様に非道なものでした。
また、かれは「アメリカバイソンはもうすぐいなくなる。なぜなら白人が殺しすぎるからだ」とも言います。
アメリカバイソンは北米大陸に数千万頭生息して、先住民たちの主食であったが、白人たちが先住民たちを兵糧攻めにするために計画的に絶滅させるために乱獲したことにより、1000頭以下まで激減してしまった(いまは数万頭まで回復)。
先住民たちの話は物語に直接絡んでこないですが、考えさせるキーワードがちりばめられています。本当に良く出来ている。
Xbox360とレッド・デッド・リデンプション購入
July 25, 2011 at 10:07 PM | View Comments最近、Xbox360を買いました。
なぜ、いまさらXbox360を買ったかというと本体を買ってでもやりたいゲームが発売されるからです。
僕にとって、それほどまでにしたいゲームは
- 任天堂のゲーム
- GRASSHOPPER MANUFACTURE のSuda51のオリジナルタイトル
だけで任天堂ハードは発売したらすぐに購入しているのですが、今回、PS3、Xbox360で初のSuda51ゲームが発売になり、そのうち1本がXbox360専用タイトルだったからです。
- シャドウ オブ ザ ダムド (2011/9/22 日本語版発売 Xbox360 PS3)
- Codename D (2011年発売予定 Xbox360 kinect専用)
PS3専用のSuda51ゲームの話もありましたが、具体的な話が見えないし、シャドウ オブ ザ ダムド は発売日に買いたいので購入しました。
ハードを買うまでではないけど、ハードさえあればやってみたいゲームというのは何本かあって、Xbox360/PS3なら
- ロックスター開発のゲーム (グランセフトオートシリーズ、レッド・デッド・リデンプション、LAノワール)
- アサシングリードシリーズ
- テストドライブシリーズ
が、僕にとってやりたいゲーム。
思えば、PS2を買ったときも、Suda51ゲームの「花と太陽と雨と」をやりたいがために本体を購入し、ハードがあればやってみたかった「グランセフトオートバイスシティ」と、「かまいたちの夜3」を買っただけだった。(ちなみにPHSからdocomoに移したときも「シルバー事件25区」をやりたいだけだった)
PS2の「グランセフトオートバイスシティ」のときは
- 悪人でいることに嫌気がさした
- 3D酔いした
が原因で途中で放棄してしまった。
○○夫人を交通事故に見せかけて始末しろ!ミッションとか本当にゲンナリしたし、信号を守って移動していると時間がかかってしょうがないので、歩道や反対車線を爆走。結果、何人も死ぬとか本当に嫌だった。
そんなわけで、ロックスター開発のゲームは評判はよいけど僕には合わないのかなと思っていたのですが、2010年に発売された「レッド・デッド・リデンプション」は悪人にならなくてよさそうなのと、任天堂ゲーム好きブロガーとして一目をおいている「 枯れた知識の水平思考 」の人も
のような気になるエントリーを書いていたので機会があればやってみたいと思っていました。
そんなわけで、Xbox360と同時に購入してみました。
最初は、いろいろ慣れない部分もあったし、手間取ったこともありましたが、数時間遊んだ今思うのは
「レッド・デッド・リデンプションすげぇ、、、」
の一言につきます。このゲームは面白いし、本当によくできてる。
衝撃的なのは本来、任天堂や日本のゲームメーカーが得意としていた親切な設計がずば抜けて高いところです
- ゲームを進めると自然に操作を覚える設計
- ユーザーが不快になる要素の排除
- ドラクエのルーラのように町を移動できる機能
- 体力の自然回復 (ハートや薬草を探し回らなくていい)
- 道に迷わない設計(地図で行きたいところにしるしをすると赤いルートが表示される。ルートから外れてもカーナビのように最短ルートを再表示する)
- ストレスのないロード時間
噂で聞いてはいたが、本当にすごい。グラフィックやリアリティで任天堂のゲームより上のものなら予想がつくけど、親切設計で任天堂を上回るゲームが出ているとは、、、、。(全体的な面白さはまた別の話ですよ)
ちなみに、どんなゲームかといえば、グランセフトオートと同じくオープンワールドゲームなのだけど、 それ以外の言い方をすれば、「ダンジョンのないゼルダ時のオカリナ」だと感じました。
重要人物にであって物語が進んで、その間は何をしていてもいい、、、。そんな感じです。
レッド~の舞台を馬で走っていると、時のオカリナの広大なハイラルの平原に感じた新鮮で感動的な空気感と同じものを感じる。
僕にとって時のオカリナのハイラルは特別な存在で、あそこだけに懐かしさを感じているのだけど、「枯れた知識の水平思考」の人が言うように、「レッド・デッド・リデンプション」の世界にもやがて郷愁を感じることになりそうだ。
ただ、グランセフトオートほどではないですが、やたら病的な人ばかり登場するのには辟易する部分もあります。また、なるべく人を殺さないようにしてるつもりなのですが現在300人以上殺害、、、、。この物語でこんなに殺さなくてもいいだろうと思う。
現在、中盤のメキシコ編に突入。本当に面白いです。
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