ラシェット(フレンチ)
ラシェット(フレンチ)
今回は初日の夜に行ったフランス料理の店の話。
関東から金沢へ旅行で行ってフランス料理を食べる意味は?と、いうところですが、
十分にあります。
確かに金沢は魚介類が新鮮で、新鮮な食材さえあればどんな食べ方をしてもある程度美味しい。
しかし、金沢は他の日本海の都市より店を経営しているオーナー兼料理人が多く彼らが切磋琢磨している状態です。
金沢は45万人くらいの中規模の都市なのですが、きちんとした食文化があるので
腕の確かな料理人が自分の店を切り盛りすることが成り立つのです。
そんな料理人が自分の目で選んで、納得いく料理をして、考え抜いたサービスでもてなしてくれる。
そんな彼らのいい意味での自己主張に耳を傾けるのは金沢で食事をする醍醐味なんじゃないかなと思いました。
今回のラシェットも素晴らしい料理を出してくれました!
洗練度は都心のフレンチの方が上だと思うのですが、地に足がついた素材の味を大切にした料理を出してくれました。
ラシェットは実に野菜が美味かった。
金沢は魚介類が有名ですが、実は野菜も非常に美味しいです。
なんでこんなに美味しいんだろう?と思ったら、なんでも地元のこだわり農家さんへ毎日自ら買いに行っているそうです。
農家さんとシェフが話をしながら選ばれた野菜たちが店で美味しく料理されるプロセスというのは金沢ならではの素敵な光景ではないでしょうか?
野菜の味を活かすためにフレンチにしてはソースがシンプルなのも良かったです。
金沢市の中心部から少し離れた場所にあるのですが、昔は金沢の市街地で働いていたのですが自分たちの店を持つなら静かな場所がいいと現在の場所へ店を構えたとのことです。
オーナー夫婦のシェフもマダムの二人で店を切り盛りしていて、二人とも気さくでいろいろお話してくれて楽しい時間を過ごせました。
手書きのおしながきを用意してくれてました。
マリネサーモンと帆立の薫製のミルフィーユ、有機野菜のサラダ。
野菜がびっくりするぐらい美味しい。
黒胡麻のスープ。スプーンを使わずに頂きます。和の食器でした。
真鯛のつつみ焼き キャロットのソース。人参のソースが効いてます。
真鯛ももちろん美味しい。
つい刺身や寿司に目がいきがちですが、火の入った魚は他の店でも美味しかったです。
温野菜。とうもろこしのグラタンでした。旬の野菜を使った料理を出してくれるのが嬉しい。
メインの牛ヒレ肉の香草バター焼き。もちろん美味しかったです。
デザート。きなこ系のケーキでした。
デザートの後に「吉はし」というお茶会などで使われる市販されていない和菓子とお茶を頂けます。
「吉はし」の和菓子を出す店は何店かあるようですが、フランス料理で出しているのはこのラシェットだけだとのことです。
有名な和菓子だけどなかなか食べる機会がないそうなのでこれも嬉しい。
フレンチなのにお茶と和菓子?と驚かれることが多かったらしいですが。マダムが以前からフレンチの後でもお茶が飲みたくなるタイプだったので自分たちの店を持ったときに出すようにしたとのことです。
はじめての体験でしたが美味しく頂けました。
金沢市街からタクシーじゃないと行けないのが難点ですが、ラシェットは非常にいい店でした。
Lassiette(ラシェット)
石川県金沢市法島町1-10 ランチ 11:30〜14:00 ディナー 18:00〜22:00
076-280-3663 毎週火曜・第3月曜休


