ゲゲゲの女房最終回

September 26, 2010 at 01:19 AM | View Comments

今日はここ数ヶ月間、毎日楽しみにしていたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の最終回だった。

シナリオや演出のテクニックで盛り上げることも出来ただろうに、最終週だからといって過剰なことはせず静かに物語を終結させていた。最後まで良いドラマだったと思う。

物語は紫綬褒章や水木しげるロードのエピソードをやらず昭和60年代で終えたのだけど、水木しげるの物語ではなく、水木しげると家族の物語なのでそれでよかったと思う。あれだけの人気があったのは普遍で、いろいろな人が同感できる家族の物語としても秀逸だったからだと思う。

本当に丁寧なシナリオ、丁寧な美術、丁寧な演出、美しい音楽、そして魅力的な俳優さんたちでした。

本当はこまめにいろいろ書けばよかったのだけど、書けないまま最終回になっていまったので書こうと思っていたことを簡単に書いてみようと思う。

ホームページは2010年10月末まで

ゲゲゲの女房のホームページはPC版、携帯版どちらも内容が盛りだくさんなのですが、なんと終了一ヵ月後の10月末で閉鎖されてしまうとのことです。

もったいない。

なかでも読んでおいた方がよいと思うのは「トピックス」の「ゲゲゲの弟」、水木しげるさんの弟の幸夫さんのインタビュー。

幸夫さんは戦中は学徒動員で長崎にいたのだけど、原爆が落ちたときは実家に帰省していて難を逃れている。そのことが書かれているので引用させてもらう。

兄たちは(戦争に)行きましたが、私は行っていません。なぜか召集令状が来なかった。 終戦の年には学徒動員で長崎に行っていました。そしてその年の8月に入って、役場に「赤紙が来てないか?」と聞きに、休みをもらって2週間ばかり実家に帰省しました。ですから長崎に特殊爆弾(原子爆弾)が落ちたときは、たまたまいなかったんです。 ですが、8月15日にはまた長崎に向かい、16日の朝につきました。もう焼け野原でした。どこも真っ赤で、何もない。爆心地を抜けて寮があった場所に行きましたが、300人ほどいた仲間が皆、出征して10人くらいになっていました。

幸運と言ってしまっていいのかわからないけど、危ないところでした。ちなみに水木しげるさんはラバウルで片手を失い、長兄は戦犯として8年巣鴨に拘留されている。

そして、戦後直前についても小説や自伝漫画で見たことがない記述がある。

水木が東京で魚屋をやるって言うんで、私も米子の会社を辞めて昭和22年に手伝いのために東京に出て行ったんです。当時はまだ食品は配給制で役所に届けないと魚屋になれなかったのですが、傷痍軍人だった兄には、魚屋の権利がもらえたんです。配給された魚を片手でさばくことは難しいので、私はそれを手伝っていました。 (中略 武蔵野美術学校入学の話など) その後は傷痍軍人の街頭募金をしながら神戸に行ってそのまま帰ってきませんでした。

魚屋になったエピソードは自伝にありましたが、幸夫氏を呼んだことは書いてなかったような、、、そして、戻ってこないって、、(笑。

最後に、水木さんの意外な一面についても書かれている。

兄は几帳面なところがあって、昭和26年から水木プロができた昭和41年までの現金の出し入れをつけていたんですよ。 (そこには紙芝居屋さんからもらった原稿料や質屋の出し入れなどが、こと細かく記され、まさに極貧時代が伺い知れるものでした) ほら、残高がいつも少ないでしょう。

水木さんはかなり几帳面だったのですね。その時代を知る資料になりそう、こういうものはいずれは国の財産として保存されると良いと思う。

ホームページは他にも「あらすじ」などの文章もしっかりしているので、途中から見始めた人は見てない部分を読むといいでしょう。

シルクハットと燕尾服

最終週で水木プロ創設20周年パーティーが行われたのですが、そのときの水木さんの服装はシルクハットと燕尾服でした。

これにも元ネタがあって、紫綬褒章受賞の際に尊敬する 南方熊楠が昭和天皇に「ご進講」をした際と同じ服装をしたことです。「紫綬褒章受賞をやらなのだからせめて服装だけでも、、、」と、演出家か美術の人が思いついたのかもしれません。

ちなみに美術スタッフの奮闘はケータイサイトの「ゲゲゲの裏側」が詳しいです。

中でもオススメなのは13週 「男のロマン凝縮!茂の連合艦隊」。ここも少しだけ引用

劇中で登場した戦艦たちは、カメラに映らないところまで精巧に作られています。 ベースとなっている船体は当初、座りをよくするために船底が平らに作られていましたが、ドラマに登場するものはリアル感を出すためにスクリューなどが取り付けられています。 (中略)パッケージももちろん手作り。

美術スタッフの活躍は新聞のテレビ欄が有名になりましたが、プラモデルや水木さん以外の漫画家の漫画などのこだわりも凄かったです。

痛いテレビ : ゲゲゲのスタッフが頑張りすぎ

アシスタント3人組

神社で出会った小峰のモデルが「ねじ式」などで有名なつげ義春さん、大阪から来た倉田のモデルは池上遼一さんです。

菅ちゃんは良くわかりません。きっと水木さんの点画があまりに凄いので点画を支えた人たちを描きたかったのではないかと思う。

ゲゲゲの女房の原作にありましたが、「ねじ式」は水木プロダクション在籍中に書かれたものだそうです。

池上遼一さんは雁屋哲さん(美味しんぼ)原作の「男大空」「男組」などがヒット。最近は武尊論さんとのタッグでヒット作を連発している。

ちなみに雁屋哲さんは「男大空」「男組」で手にした大金すべてを美食で使い果たし、美食で使った金は美食で取り返す、、、と、美味しんぼをはじめたと、どこかで読んだ気がする。

渡邊亮徳と平山亨

テレビ局のプロデューサーの船山信義のモデルは渡邊亮徳さんとと平山亨さんと言われる。

仮面ライダーシリーズや戦隊シリーズの生みの親として有名。

戦隊ものは攻撃する前に独特のポーズをとるのだけど、これは歌舞伎の白波五人男からヒントを得て平山さんが決めたと言われる。戦隊ものは海外でも人気が高いし、マトリックスで決めポーズをとるのは、こういった日本の戦隊ものなどの影響があると言われる。

と、ビートたけしの番組で見たことがあります。

この二人は水木さんに負けないくらい興味深いので、あとでまた書くかも、、、。

台湾でも放送

台湾旅行に行く前、「ゲゲゲの女房見れない、、、どうしよう」と、思っていたのですが、NHKは台湾で普通に放送していました。ただし時差が1時間あるので注意。。って、もう終わったから関係ないですね、、、、。

2週間は NHKオンデマンド で見れるから放送してなくてもなんとかなりますけどね。

ちょっと、書くつもりが長くなってきたのでこの辺で、、、、、。

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DVDボックス欲しいな、、、、

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