はてな雑感
なんでも「はてな」が京都へ戻ってしまうらしい。
なんでもモノ作りの環境において東京は五月蝿すぎたらしい。それもわかる気がする。僕ですら「はてな」のオフィスにお邪魔したかったくらいだ。 そう思って遊びにいった人は多かったのだろうし、そのなかの一部は「はてな」の人の創作意欲を刺激したかもしれないけど、大半は邪魔なだけだっただろう。
以前、BLOGHACKSを共著したnaoyaさんがniftyから「はてな」へ、miyagawaさんがライブドアからsixapartへ移ったときはポジティブな空気を感じたけど、最近のIT業界の転職話をブログで見かけるたびに
「食えてないのかな?」
と余計なお世話な感想を持ってしまっていたが「はてな」も増収増益だったらしいし、オフィス移転の話は何度も話し合われていたのだろうから単純に東京にいる必要のある人が(家族持ちの人など)離脱せざるを得ない感じだったのだろう。
最近「はてな」の新サービスには全く触る気がしなかったのだけど、仕切り直しをして新サービスに打ち込むというのならもう一回「はてな」に目を向けてみてもいいかと思いました。
最近のはてなは
- 社長の近藤さんがアメリカで、そっち向けのサービスをするかと思ったら国内向けの自社競合するサービスを展開。意味不明。
- ギークでありながら、一般人にとっても意味のある言葉やサービスを作れるnaoyaさんがカーネルがどうしたこうしたとかばかりで一般人からは遠い存在になってしまった。
と、いう点が個人的に残念でした。
出てくる新サービスも「ダイアリー」や「ブックマーク」のようにユーザーの生活を便利にしてくれるとは思えないものばかりだったと思います。「ワールド」や「ハイク」が俺の生活にどう役にたつのか全く想像できないのでユーザー登録すらしてません。
去年から今年にかけて僕がもっとも使ってるtumblrやtwitterが生活の役にたってる訳じゃないので別に役に立たなくてもいい気もしますが、「はてな」のサービスは役にたつサービスの方が合ってる気がします。
「はてな」ってコミュニケーションが上手な印象がないのですよ。上手だったら「ワンワンワールド」だってしっかりとモノにしてたと思う。
気になるのはnaoya氏の動向。
最近は移転などがあったのでインフラ周りに集中する必要があったようですが、ひとまずそっちは卒業らしいのでモノづくりの方に集中してくれるとありがたい(ひょっとしたらこれを機に「はてな」から離れるかもしれませんが)。
よくギークの人たちは「(Webの)世の中を変えられるのは技術者だけだ」とか言うのですが、それは多分間違いで「技術を普通の人の便利とか金に変えられる人」が「(Webの)世の中を変えられる」と思っています。
naoya氏は金はともかく技術を普通の人の便利に変えることのできる人だと思うので期待してます。
「はてな」自体には「金」をなんとかしてほしい。もともとユーザーから金を取るサービスでスタートしたんだしね。「はてな版PayPal」とかやってほしい。現金じゃなく「はてなポイント」でもいいから。
近藤さんが
「アメリカに行って分った。必要なのは金。今は守銭奴のように金」
とか言ってるとカッコいいと思うのだけどな。
日本のIT企業のビジネスモデルが営業がとってくる広告とAmazonやGoogleのアフィリエイトのみってのも健全じゃない気がする。オープンソースの文化は素晴らしいけど海外の企業はオープンソースの技術をうまく金に変えてる訳だし。
(そしてオープンソースの文化に還元してる。GoogleがGuido雇ったりしてね)
別の話になるけどLivedoorReader(fastladder)のオープンソース化もなんだかなぁという感じだ。僕の生活は便利になったし、会社にRSSリーダー入れる時に助かるけどLivedoorのビジネス的にはどうだったのだろう??広告で潤ったかもしれないけどなかなかクリックしなさそうな客層が20万くらい(でしたっけ?)だしね。
理想で始めてタダで叩き売った感じがしなくもない。(そしてFreshReaderにはいい迷惑)
日本にも金にギラギラしたベンチャー企業って出てこないかな。携帯電話は金にはなるみたいだけど残念ながらワールドワイドにならないからそっち以外でね。
なんだかんだ言っても「はてな」は好きですし、応援してます。京都好きなので遊びに行きたい。



