へうげもの5巻
September 18, 2007 at 08:01 AM | View Comments5巻も非常に良かったです。
ハイライトはやはり高山右近の棄教問題。漫画のなかではオダギリジョー似のこのキャラクターは大のお気に入りだったのでこれから登場しなくなるのは残念ですが、別れのシーンのさわやかさ、かっこよさは本当に最高だったのでいいでしょう。
病気になり死期を悟った荒木村重との別れのときもそうでしたが、別れのシーンを華やかに、颯爽に描かれていて、悲しいのだけど同時に嬉しいというかなんというか、、、。本当に感動しました。
へうげものが良いところは戦国武将という、いわば現代の日本人とは全く異なる文化、環境、風習で生きる人々が、現代のわれわれと変わらぬマインドをもって描かれていることでしょう。
実際にどうだったかは分かりません。ただ、親が子をおもう想いや、失敗すると分かっていても自分の業には逆らえない生き様、弱い自分を隠し、認識しながら生きる部分はきっと同じだったのではないでしょうか?
さて、秀吉の棄教命令に逆らい大名の座を捨てた右近ですが、小西行長の庇護を受けたあと、加賀の前田氏の客分として1万石とも言われる破格の待遇で江戸初期をいきます。 1万石というのは大名格なので、いくら加賀100石とはいえ相当の優遇だっと言えます。
しかし、徳川幕府によるキリシタン追放令により1614年に国外退去することになり、退去先のマニラにて1615年2月に病死します。
古田織部は大阪の陣の直後の1615年の7月に家康により切腹させられているので、漫画の中で仲の良かったこの二人は数ヶ月違いで亡くなることになるのですね。
北野大茶湯が1587年なので5巻の時点から彼らはあと28年生きることになります。
その他の登場人物が亡くなる年は以下の通り
- 山上宗二が3年後の1590年で耳鼻そがれて打ち首。
- 豊臣秀長が4年後の1591年に病死。
- 千利休も同じく4年後の1591年に死亡(切腹)。
- 津田宗及も同じく4年後の1591年に死亡(原因知らない)。
- 今井宗久が6年後の1593年に死亡(原因知らない)。
- 蒲生賦秀(氏郷)は8年後の1595年に癌で死亡。
- 豊臣秀吉は11年後の1598年に病死。
- 石田三成は13年後の1600年に処刑。
- 細川幽斎は23年後の1610年に病死。
- 加藤清正は24年後の1611年に病死。
- 高山右近は28年後の1615年に病死(マニラにて)。
- 徳川家康は29年後の1616年に病死。
- 織田長益(有楽)が35年後の1622年に病死。
- 福島正則が37年後の1624年に病死。
- 細川忠興は58年後の1645年に病死。
- 上田重安は63年後の1650年に病死?老衰?
上田重安はずいぶん長生きだっただったようです。
1563年生まれなので北野大茶湯のときはまだ24歳なのか。
本能寺の変をうけて津田信澄を討ち果たしたのは1582年なので19歳。
細川忠興は間抜けな役をやらされているが、実際にはかなり食えない人物。そして偏屈者です。